参院選・長野県区は羽田氏が5選

政治・行政

[ 2019年 7月 22日 月曜日 16時42分 ]

 第25回参院選は21日に投開票が行われ、自民、公明の与党は改選過半数を上回る71議席を獲得して勝利した。改憲勢力は憲法改正の発議に必要な3分の2(164議席)を維持できなかった。県区(定数1)は4人が争い、野党共闘で臨んだ国民民主現職の羽田雄一郎さん(51)が、自民新人の小松裕さん(57)に大差を付けて5選。野党の連勝で、自民は議席を失った。

 定数245議席のうち、選挙区で74、比例区で50議席の計124議席を選んだ。

 与党は目標にした改選過半数の63議席を上回った。自民は2016年の前回選を1議席上回る57議席を獲得したが、10議席減らした。

 公明は14人が当選。3議席増やした。

 非改選を含めた自公は141議席で、半数の123議席を上回った。政権が信任された形で、安倍晋三首相は安定基盤の下で政権を運営することになる。

 長野を含む全国32の1人区では、共闘した野党が10議席を獲得し、一定成果を上げた。3年前は11議席だった。

 立憲民主が躍進し、倍増に迫る8増の17議席を獲得。日本維新の会が3増の10、共産が1減の7、国民民主が2減の6、社民が同数の1議席だった。他に諸派が3議席、無所属が9議席を獲得した。

 非改選を含めた新勢力は自民113、公明28、立憲32、国民21、維新16、共産13、社民2、諸派3、無所属17議席。

 自公と改憲に前向きな維新などの改憲勢力は81議席を獲得。非改選との計は160議席で3分の2を下回った。

  ◇   ◇

 与野党対決となった長野県区は、野党共闘の羽田さんが51万2462票を獲得して勝利した。小松さんが36万6810票、諸派新人の古谷孝さん(43)が3万1137票、諸派新人の斎藤好明さん(69)が1万9211票だった。

 羽田さんと小松さんの票差は、前回選で民進党(当時)新人が自民候補に付けた差のほぼ倍、14万5652票まで広がった。

 羽田さんは、共闘した立憲民主、共産、社民や、連合長野、市民団体の支援を受けた。安倍政権の安全保障関連法や防衛費の増額を批判して改憲阻止を強調するとともに、家計重視を掲げて経済政策や社会保障制度の改革を訴えた。

 各党の大物議員が続々と応援に入った他、県内各地を精力的に遊説して支持層を固め、高い知名度で無党派にも広げた。

 祝勝会で羽田さんは「野党が共闘し、信州で力が生まれた。国民生活を向上させ、豊かな社会を子どもたちにつなぐ」と決意を述べた。

 小松さんは吉田博美党参院幹事長の後継として出馬。公明の支援を受けて県内全域で集会や遊説を重ねた。医師の立場から、不安なく医療が受けられる社会や持続可能な社会保障の実現を訴えた。

 党本部が全面支援し、石破茂元幹事長ら幹部が積極的に入るなど組織戦を展開。自民議席の堅守を掲げたがかなわなかった。

 新人2人は活動が限定的で浸透しなかった。

 県区では、1998年の18回から前々回まで6回連続で自民と旧民進系が各1議席を獲得。1人区となり初めて行われた前回は野党共闘が自民に勝利した。野党の連勝で、自民は98年以降守った参院の議席を失った。

 得票率は羽田さんが55・13%、小松さんが39・46%。飯伊では飯田市など10市町村で羽田さんが勝利した。

 県区の有権者は174万4373人で、投票者数は94万7069人。投票率は前回選を8・57ポイント下回る54・29%で、過去最低となった。

◎写真説明:勝利を喜ぶ羽田さんの陣営

  

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