4月の県議選で、下伊那郡区の現職で3期の吉川彰一氏(48)=無所属、高森町吉田=が6日、地元の新年会で「積み残しの課題解決に取り組むため決断した」と述べ、飯田市・下伊那郡区(定数4)への4選出馬を表明した。
地元で開いた同町吉田第一常会の新年会で表明した。
吉川氏は、国道153号の改良などリニア関連道路の整備費確保に向け、金融機関などから集めた金を国が低利で長期融資する財政投融資の活用を促した12月定例会の一般質問に触れて「これを具体化したい」と主張した。
少子高齢化対策の基本として初出馬の時から訴え続けている産科医療の充実を挙げて「道筋を付けたい」と述べた。
合区による定数減や候補が乱立する見通しを伝えて「大変厳しい選挙になる」と予測。積極的な協力を求めた。
吉川氏は2010年の補選(欠員1)で初当選し、3期目。県議会農政林務委。税理士、愛知学院大大学院卒。
県議選は飯田市区(定数3)と下伊那郡区(定数2)を合区し、定数4の飯田市・下伊那郡区として初めて行う。
吉川氏も含め、現職4人、新人4人の計8人が出馬の意向を示している。
◎写真説明:出馬表明する吉川氏