吉田博美氏が引退

政治・行政

[ 2019年 4月 23日 火曜日 16時22分 ]

 自民党参院幹事長の吉田博美氏(69)=県区=は23日、国会内で会見を開き、体調不良を理由に夏の参院選比例代表に出馬せず、今期で政界を引退すると報告した。会見では脳腫瘍と診断されたことも明かし、医師と相談する中、1年ほど前から続く脚の不調も含め「選挙運動は難しいと判断した」と述べた。

 吉田氏は昨年10月に参院選県区(改選数1)への不出馬を表明。以降、党幹部をはじめ、地元飯田下伊那地域の市町村長や各種団体などから比例代表への強い出馬要請を受け、出否の検討を重ねていた。

 当初は昨年12月末までに結論を出すとしていたが、1年ほど前に転倒して痛めた右足の不調が続き、今年受けた精密検査後は転倒を避けるため車いすで公務に当たるなど健康面での不安が消えず、今日まで結論を先送りしていた。

 吉田氏は山口県出身。飯田高校、早稲田大学を卒業後、衆院議員秘書を経て1983(昭和58)年の県議選下伊那郡区(当時)で初当選。以降5期連続当選し、県議会議長も務めた。2001年に参院選県区に初当選し、現在3期目。国土交通大臣政務官、党政務調査会総務部会長、党幹事長代理、党選挙対策委員長代理、参院党国会対策委員長などを歴任し、現在は参院党幹事長、裁判官弾劾裁判所裁判長などを務める。

 吉田氏の引退により、自民党県連内では党幹部が不在となる。昨年4月に都内で初めて開いた吉田氏の政経フォーラムには、県内を中心に支持者ら700人余りが駆け付け、飯伊からも約250人が参加した。

 麻生太郎副総理兼財務相をはじめ、菅義偉官房長官、岸田文雄党政調会長、二階俊博党幹事長ら、100人余りの衆参議員も来場し、相次いでその政治手腕を評価。党内での確かな立場と存在感を示していただけに、引退を惜しむ声も強い。

 参院選県区の後継には、衆院比例北陸信越元職の小松裕氏(57)=長野市=を指名している。

◎写真説明:吉田博美氏

  

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