喬木村がコミュニティバス実証運行

政治・行政

[ 2015年 5月 4日 月曜日 8時01分 ]

 喬木村は11日から、天竜川に近い阿島、小川、伊久間の3区で「たかぎコミュニティバス」の実証運行を始める。交通手段のないお年寄りなどの買い物や通院を支援する狙い。最長で来年3月まで運行し、利用状況を検証。実証運行中は無料で、必要性が確認できれば2016(平成28)年度からは有料での本格運行となる。

 村は県の地域交通システム再構築促進モデル事業を活用し、10人乗りのワゴン車1台を購入した。

 実証運行は阿島の農村交流研修センターを発着点とし、月曜と木曜は伊久間区、火曜と金曜は阿島区、水曜は小川区で運行する。時間は午前9時半から午後4時半。平日のみ。1日8便で、どの便も郵便局や金融機関の前などに停車しながら30分ほどかけて地区内を巡回する。

 村民に親しんでもらえるよう、阿島に江戸時代から伝わる伝統和傘「阿島傘」をイメージしたというイラストをバスの周囲にあしらった。

 村担当課によると、3区は村の人口が集中する一方、高齢者は年々増える傾向。現在運行している2路線、1日3往復の村民バスは中山間地の移動手段を目的としており、今回の実証運行は、交通ネットワークを見直すことで利便性の向上を図る狙いもある。

 村が2013年度に設置した「『小さな拠点』づくり検討委員会」では、3区では免許返納などをして交通手段のない高齢者数が多いとして、「公共交通が必要」との提言が出された。

 村は昨年11月、下段地域公共交通実証運行検討委員会を発足。コミュニティバスの実証運行に向け、車を走らせるルートや停留所、時刻表などを検討してきた。

 実証運行では7月ごろをめどに利用状況を確認した上で、利用の少ない路線や停留所の統廃合も検討する計画。さらに最終的な利用状況や利用者へのアンケートを行い、来年度から本格運行するか判断する。

 村企画財政課の課長は「住民の安心につながる公共交通を考えるきっかけになれば」と話した。

 村が進める小さな拠点づくりでは、同交流研修センターを中心に半径250メートルの円内を拠点に、行政サービスや商店、福祉、観光などの施設の集約化を目指す。

  

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