11日に告示された飯田市長選の期日前投票が12日に市役所の会場でスタートした。新型コロナウイルスの感染対策として今回増設した上郷公民館でも13日から始まり、有権者が意中の候補に1票を投じた。12日の投票者数は1047人。
6カ所に設ける期日前投票所ではいずれもコロナ対策を講じる。会場入り口にアルコール消毒液を置き、受付に飛沫防止のためのアクリル板を設置。鉛筆は使用後に毎回消毒する。投票用紙の記載台は間隔を空け、また投票者にはマスク着用を求める。
上郷公民館への増設は市役所に集中するのを避ける狙いで、市選管は「分散して投票するように」と呼び掛けている。
昨年7月の参院選では9390人が期日前投票した。
18日は投票所を66カ所に置き、投票は午前7時~午後8時。上村と南信濃地区は午前7時~午後7時。即日開票される。
市長選には届け出順に、新人で前副市長の佐藤健氏(52)=無所属、鼎名古熊=と現職4期目の牧野光朗氏(59)=無所属、八幡町=、新人で会社役員の熊谷章文氏(68)=無所属、阿智村智里=の3人が立候補した。12年ぶりの選挙戦とあって、市民の関心は高い。
10月10日現在の有権者数は8万2546人(男3万9447人、女4万3099人)。うち18歳が1014人(男481人、女533人)、19歳が953人(男449人、女504人)。
◎写真説明:上郷公民館に設置された期日前投票所