売木村で集落懇談会始まる

政治・行政

[ 2015年 5月 21日 木曜日 8時23分 ]

 売木村で集落懇談会が始まった。19日は中央、旭両地区を対象に村文化交流センターぶなの木で開き、村民ら約20人が参加。清水秀樹村長は、600人台を維持する村の人口はIターン者の比重が大きいとして、本年度は新たに文化振興に傾注して交流人口を増やし、空き家を活用した定住対策を進める考えを示した。一方、村民からは夏場のみなど、安価で宿泊できる施設整備を要望する声が上がった。

 空き家対策は、空き家と思われる村内の家主20人余にアンケート調査を実施して、今月末までに意向を確認した上でその後の活用方法を検討する。村民からは「農家の手伝いをするなど夏場だけ住みたいという人も多く、安価で宿泊できる場所を増やしてもらいたい」のほか、外国人からの要望が多い宿泊と朝食のみで低価格で利用できるB&B(ベッド アンド ブレックファースト)の整備を要望する声もあった。

 本年度村が注力する文化振興面では、4月に採用した5人の地域おこし協力隊のうち、和太鼓や陶芸など文化・芸術関係に精通する人材が多く、観光面での活躍に期待する一方、村民は「お客さまのように感じる。村は“やっていただく”という姿勢ではいけない」と指摘。「お金を生み出す方向に動いていくという意識をもってもらいたい」と要望し、清水村長は「定住するつもりで村に入っている。しっかりサポートしていきたい」と返答した。

 昨年11月に策定した10年後の村の目指す目標を定めた観光ビジョンも具体的に動き始める。本年度予算には同ビジョンの「村の魅力・歴史」に該当する「おらが村百景事業」に約250万円を盛り、休養村センター周囲の遊歩道の補修と木橋3本の架け替えを行う。清水村長は「個々の自治体の能力が試されるとき。観光ビジョンを生かしながら愛知大学やNPO法人など外部人材の協力も得て村づくりを研究し、村総合戦略を作成していきたい」と述べた。

  

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