売木村議会、グラウンド建設可決 住民調査で「賛成」が「反対」上回る

政治・行政

[ 2017年 3月 31日 金曜日 16時17分 ]

新たに示された建設候補予定地(道仙沢地区)

 スポーツ合宿誘致の増加に向け400メートルトラックを含むグラウンド建設を目指す売木村で3月30日、実施した住民アンケートの結果が公表され「賛成」が「反対」を僅差で上回る結果となった。村議会は同日、臨時会を開き、グラウンド建設費2億6440万円を追加する2016年度一般会計補正予算案を可決。村は村民要望が多かった建設候補地を変更し、17年度内の完成を目指す。

 2月に1億2000万円余に上る国の地方創生拠点整備交付金が決まり「財源が確保できた」として計画が一気に加速したグラウンド建設計画。村は同月2日に計画の住民説明会を開いたものの「大きな事業でもっと村民意見を聞くべき」との要望も出て、アンケート調査を実施することになった。

 対象は18歳以上の全村民504人で434人(回収率86・1%)から回答を得た。「建設賛成」が75人、「賛成だが、他の場所へ建設」が100人、「建設反対」が149人、「どちらとも言えない」が110人の結果だった。

 賛成が反対をわずかに上回ったものの、当初候補地になっていた休養村センターグラウンドの改修工事に難色を示す声が多く、清水秀樹村長は臨時会で、建設候補地を同村南部第一の道仙沢(どうせんざわ)地区にある私有地に変更する方針を示した。清水村長は「リニア中央新幹線や三遠南信道の開通・開業を見据え、息の長い合宿地にするためには練習環境の整備が必要」と改めて400メートルトラック建設の必要性を訴えた。

 17年度中に完成させるため、今後は調査設計測量などを早期に行う必要があり、議員らは「示した補正額で努力し、村民説明も欠かさないでほしい」と要望。清水村長は「村民から出た意見も含めて真摯に受け止め、将来にわたり村づくりの一翼を担う施設として有効活用していきたい」と述べた。

  

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