天竜川の増水に備え、松尾で排水ポンプ訓練

政治・行政

[ 2010年 5月 17日 月曜日 16時17分 ]

 飯田市は15日、松尾地区の祝井沢川と金色洞川の内水を天竜川に排除する排水ポンプ訓練を実施した。天竜川の増水による逆流を防止するため、両河川にひ門が設置されており、天竜川が増水するとひ門が閉鎖されることから、両河川の内水を天竜川に排除する必要がある。

 このため、市では2000年に排水ポンプ車1号機、2号機を導入以来、地元協力企業と職員を中心に毎年3~4回の訓練を重ねてきている。03年にはポンプだけの3号機(排水ポンプ設備)を導入し、飯田市としての配備が整ったことから、翌04年からは地元の住民も一緒に訓練を行っている。

 国も03年に合同で訓練に参加していたが、06年の合同訓練以後は毎年参加。06年、07年の災害には国、県のポンプ車も出動し被害を最小限に食い止めることができた。

 排水ポンプ訓練は、操作員となっている市職員、地域住民、地元事業者が非常時に操作を安全かつ迅速に行えるよう、毎年梅雨と台風の前に実施。今年度第1回の合同訓練には昨年度に引き続き、飯田市のポンプのほか、天竜川上流河川事務所と長野県のポンプ車も出動し、竜水開発組合や地元協力企業(5社)松尾地区まちづくり委員会などの関係者を含め約120人が参加した。

 参加者は祝井沢川と金色洞川の2班に分かれ、それぞれ排水ポンプの操作訓練と並行して祝井沢川と毛賀沢川のひ門操作訓練を実施した。この日は朝から青空が広がり日差しがまぶしい中、参加者はポンプの組み立てから排水、撤収まで一連の操作の流れを一つひとつ確認した。

 天竜川上流河川事務所の草野慎一所長は「飯田市の内水排除対策で感心することが2つある。県内でも自治体がポンプ車を配備しているのは飯田市だけ。操作訓練を定期的に行っている。また、行政だけでなく、地元のみなさんも主体的に参加している」と話していた。

  

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