非常用浄水装置を導入 天龍村

政治・行政

[ 2014年 8月 29日 金曜日 9時40分 ]

 天龍村は25日、緊急時に飲料水を確保するための非常用浄水装置2基を導入した。プールの水や湖水をエンジンでくみ上げ、ろ過、塩素処理をして飲み水にする。村は「操作方法の学習会を重ね、村ぐるみで活用したい」としている。

 災害などで断水するなど上水道が使用困難になった際、飲料水を確保するための装置。村は宝くじを財源とする県市町村振興協会のコミュニティー助成事業を活用し、206万円で自動、手動の各1基を導入した。

 比較的きれいな水をエンジンまたは手動でくみ上げると、活性炭がろ過し、塩素処理をする装置。1時間でエンジンタイプは4立方メートル、手動は1立方メートルの飲料水を確保することができるという。

 納品された25日、村職員らが平岡の天龍小学校のプールで機能や操作方法を確認した。

 タイヤが装着されており、大人2人ほどの力で移動することも可能。平岡の老人福祉センター地下で保管し、緊急の際は現場に持ち運んで使用する。

 豪雨や大雪などで集落の孤立が相次ぐなど、このところは自然災害を立て続けに受けていることから、村民の安心・安全を確保する備え強化の一環として導入した。広大な面積に集落が点在しているため、移動可能な構造が村にとっては魅力という。

 9月1日に実施する村の防災訓練で実演するほか、住民自身の操作を視野に入れた勉強会も開く計画。村総務課総務係の宮下正和さんは「緊急時に役場職員が被災する可能性もあるため、多くの村民に操作を覚えてもらえるような機会を重ね、村ぐるみで利用していきたい」と話していた。

  

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