天龍村の簡易水道、県が代替執行で支援

政治・行政

[ 2016年 12月 23日 金曜日 14時00分 ]

合意書を交わした阿部知事と永嶺村長

 天龍村と県は22日、村の老朽化した簡易水道の更新事務を県が「代替執行」で支援することを盛り込んだ合意書を交わした。過疎化で不足する技術職員などを派遣して支援する。対象は鶯巣(うぐす)簡易水道更新事業で実施期間は2017年度からの3年間。県によると、代替執行制度の利用は全国で3例目、簡易水道においては全国初となる。

 

 14年11月に新設された「事務の代替執行」制度で県内で初めて活用し、水道事業を営む県企業局の人材やノウハウを生かして小規模町村の水道施設整備を支援する。具体的には村に代わって工事の設計や監督、国への補助金申請手続き、工事に伴う関係機関との調整などを企業局が肩代わりする。

 

 管路の総延長約2・9キロの鶯巣簡易水道は村が1974(昭和49)年に整備し、区域内の村民など約70人に水を供給している。県の代替執行により、村は専門知識を有する技術職員不足の解消や民間への設計委託料などを縮減でき、企業局側も職員のスキルアップをメリットに掲げる。また事務委託した自治体側に権限が残るため、事業方針や村議会によるチェック機能もおよぶ特徴がある。

 

 県庁で開いた調印式で、永嶺誠一村長は高齢化率が全国で2番目の水準にある村の現状を説明した上で「村内の簡易水道施設13カ所を現在は村職員2人で回って維持管理する非常に大変な状況。村にとって大変ありがたいことで、全国のモデルになるよう協力したい」とあいさつ。阿部守一知事は「県には市町村の事務をしっかり補完、協力していく責任がある。このあり方が県内に根付くことを期待し、安定した暮らしの確保につなげたい」と述べた。

  

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