定数割れ、無投票で決まる

政治・行政

[ 2021年 6月 9日 水曜日 16時31分 ]

 任期満了に伴い8日に告示された喬木村議選は、定数12に対して立候補者が10人にとどまり、無投票で当選が決まった。2017年の前回選に続く無投票。欠員は2で、定数割れは「把握する限りでは初めて」(議会事務局)という。

 公職選挙法の規定により、欠員が定員の6分の1を超えなかったため、再選挙はせず、当面は10人で議会を運営する。来年1月18日告示、23日投開票の村長選と同日程で補欠選挙を行う。

 新議員は現職8人、新人2人。党派別では共産党が2人で他は無所属。女性は現職・新人ともに1人。

 村内8つの区ごとに見ると、人口の多い阿島から5人、富田と小川は2人ずつ、伊久間は1人となった。山間部の大島、大和知、加々須は4年前に続いて空白地に。唯一の現職が引退する氏乗も後継者を擁立できなかった。

 村議選を巡っては、3月下旬の村議会全員協議会で村議全員が進退を表明。村内で村議選への議論を活発化させ、若者世代の立候補を促そうと行動を起こしたが、候補者擁立の動きは低調だった。

 5月13日の立候補予定者説明会には13派が出席したものの、結局4派が出馬を断念。その後の立候補表明も1派にとどまった。

 8日はいずれの陣営も選挙カーでの遊説に繰り出した。全域を巡って新型コロナウイルス対策や人口減少抑止、リニアを見据えたまちづくりなどについて訴える候補が目立った。

 村選挙管理委員会は9日に当選人に当選証書を交付した。25日に予定する改選後初の議会で正副議長を決める。

 4年前の前回選は定数と同数の12人が立候補し、8年ぶりの無投票で当選者が決まった。

「未来のため働きたい」
新人の小川原さん、決意新た

 初当選した小川原美智穂さん(60)=阿島北=の報告会が午後5時半すぎ、阿島北コミュニティ消防センターで開かれた。あいさつに立ち、「皆さんとともに村の未来のため働いていく」と誓った。 出馬を決意したのは5月末。地区が候補擁立を目指して動き始めた当初は、地区外出身ということもあり「地元出身者がいいのでは」と探す側に回っていたものの、周囲の後押しもあり決断した。

 告示日まではわずかだったが、支援者らと「共に考える会」を結成し、選挙に臨む準備を整えた。「政治は未知の世界」としつつも、「長年福祉に携わった経験を生かし、高齢者支援などを考えていければ」と語った。

 同地区にはリニア中央新幹線の本線が通る計画で、立ち退きなどで1年間に40人ほどの人口が減少するなど大きな課題がある。小川原さんは「地域の声を村政に届け、村民がリニアの正負の面を考えるきっかけを作りたい」と力を込めた。

◎写真説明:支援者から花束を受け取る小川原さん(右)

  

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