小泉進次郎政務官が飯伊を視察

政治・行政

[ 2015年 2月 12日 木曜日 9時14分 ]

 自民党衆院議員で内閣府大臣政務官の小泉進次郎氏(33)が11日、国の「地方創生」の施策に生かそうと、飯田下伊那地域を視察に訪れた。飯田市、下條村、泰阜村を巡り、航空宇宙産業クラスターや若者専用集合住宅など特徴的な取り組みを見て回った。

 内閣官房によると、今回の視察は地方創生の柱となる「まち・ひと・しごとの創生」を進めるにあたり、地域の意欲ある取り組みやニーズなどを把握し、効果的な施策検討に役立てる狙い。

 小泉氏は昼前に飯田市入りし、南信州・飯田産業センターが昨年に建設した「航空宇宙産業クラスター拠点工場」(同市松尾明)を視察。計画によると、下條村では、伊藤喜平村長との意見交換に続き、若者専用集合住宅や資材支給事業で整備した道路を見学し、泰阜村では獣の皮を利活用した商品開発事業「けもかわプロジェクト」を見る。

 最初に訪れた拠点工場は「飯田航空宇宙産業プロジェクト」で熱処理や表面処理などの特殊工程を担う。各種工程の認証取得後の春に本格稼働を予定する。

 視察では、牧野光朗市長や同プロジェクトの松島信雄マネージャー、多摩川精機の萩本範文副会長らが9年目となるプロジェクトの歩みや航空機部品の地域内一貫生産体制の構築に向けた現状、航空システム試験場や知の拠点構想などの展望を伝えた。宮下一郎財務副大臣らも参加した。

 同プロジェクト内の共同受注グループ「エアロスペース飯田」をはじめとする地域内企業の相互補完、国際戦略総合特区「アジアNo・1航空宇宙産業クラスター形成特区」への参画など「産業集積」の着実な前進を目指す一方で、航空宇宙産業の特性を踏まえた課題も説明。地方創生を掲げる国の長期的な支援の必要性も訴えた。

 熱心に説明に耳目を傾けた小泉政務官は「地域の企業間の横の関係が非常に素晴らしい」「地方創生が脚光を浴びているが、飯田を含め先進地の取り組みを見ると、国の政策がようやく追い付いた印象」などと感想を話した。

 地方創生は人口減少対策と東京一極集中の是正を狙いに、国民が出産や育児に前向きに取り組めるような制度の整備、地域の社会生活インフラの維持、雇用の創出、国や地方自治体の連携などを基本理念に掲げる。

  

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