市審議会、上郷土地利用方針など承認 リニア見据えて追加

政治・行政

[ 2014年 8月 23日 土曜日 10時15分 ]

 飯田市の土地利用計画と都市計画の両審議会(会長・大貝彰豊橋技科大教授)は22日、市役所で開いた。リニア中央新幹線の県内駅が設置される上郷地区に関する市の土地利用基本方針と景観計画の変更案などについて諮問を受け、いずれの内容も適当と認めた。

 上郷地域まちづくり委員会が4月に策定した上郷地域基本構想・基本計画(2014―23年度)と土地利用計画に基づく内容を、市の方針や計画に追加した。

 上郷地区の土地利用方針として「リニア駅周辺に新たな市街地が拡散的に形成されないよう、今ある良好な住環境や優良農用地を保全していくことが求められる」と指摘。重点的に取り組む「森林保全」「農業」「住宅・田園共生」「商工業」など9つのゾーンを設定し、方向性を盛った。

 ゾーンのうち、飯沼の「リニア駅周辺ゾーン」は「地域の玄関口としてふさわしい緑豊かで快適な魅力ある空間形成」に向け、無秩序な開発の抑制や適性な土地利用の誘導を図る。そのための用途地域の指定や建築制限などを検討していく。

 リニア駅へのアクセス道路に見込まれる国道153号沿いは「調整ゾーン」に位置付け、路線概要が決定後に具体的な土地利用の方針を定めていく。

 一方、関連する景観計画の変更では、上郷地区で調和のとれた景観育成に取り組むとし、特に主要な幹線道路沿いやリニア駅周辺については、建築物の高さや屋外広告物の色彩、大きさなどに関する手法や基準を検討するとした。

 市は引き続き、上郷地区の土地利用計画策定委員会とともに内容の具体化をの検討を行い、方針の追加改定を見込む。市の地域土地利用方針の策定は市内20地区のうち、上郷が7例目となる。

  

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