新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止対策として、飯田市は市役所本庁舎と各地区の自治振興センターの窓口にアクリル板を設置した。緊急性を踏まえ、エス・バード(座光寺)に構える南信州・飯田産業センターを通じて共同受注グループ「ネスク(NESUC)―イイダ」に協力を依頼した。
アクリル板は幅90センチ、高さ60センチ。ネスク―イイダ会員企業のセイコーアドバンス(上郷別府)が製造し、市は50枚を購入して設置した。
ネスク―イイダの活動を支援する南信州・飯田産業センターは、飯田下伊那地域で窓口業務機能がある官公庁や金融機関などに向けても情報提供している。
NESUCは、Network、Support&Communityの略。20年ほど前に発足し、中小企業を中心に会員企業約120社でつくる。
また本庁舎の1階以外の窓口では、いいだ人形劇フェスタ実行委員会から借りた「けこみ」と呼ばれる暗幕をかける器具にビニールシートを張って対応している。
◎写真説明:窓口に設置されたアクリル板