市政懇談会が龍江地区を皮切りにスタート

政治・行政

[ 2012年 5月 26日 土曜日 13時48分 ]

 飯田市と各地区まちづくり委員会が共催する本年度の市政懇談会が24日夜、龍江地区を皮切りにスタートした。7月25日の上村まで全20地区で随時開催する。龍江公民館で開いた市政懇には、龍江地域づくり委員会(藤本典治会長)の関係者ら約50人が出席した。

 冒頭、藤本会長は「3年後に龍江ICまで供用開始、その2年後には上久堅の飯田東ICまで供用開始になり、三遠南信道の時代を迎える。人口減少のなかで、いかに地域を元気にしていくか大事な時。本腰を入れて取り組んでいかねばならない。そのために何をしていくか。他地域との交流・連携をしっかりやって、多くの人に来ていただける地域をつくっていかねばならない。3年前から龍江ICの開通を想定し土地利用の見直しをやってきている。具体的に行動を起こすスタートの年にしたい」とあいさつした。

 続いて、牧野光朗市長が市政経営の方向と課題について、パワーポイントを使って説明。「震災で人々の価値観が大きく変化し、安全・安心の確保、人と人・人と地域の絆、環境と経済の調和が重視される時代になった。リニアが開通するまでの15年間を見据えた地域づくりをどう進めていくか。多様な主体がそれぞれの役割と責任を果たし、メリットを最大限生かしてデメリットを最少に抑える戦略が必要」と説いた。

 フリートークでは、最初に藤本会長が「土地利用の見直しのポイントは、これから検討するIC周辺の高度利用」と説明。出席者から「子どもの遊ぶ公園や買物できる商店が地区内にほとんどない。龍江はいいところと言えるものを整備してほしい。具体的な方向性を聞きたい」との質問が。牧野市長は「中山間地域の豊かな自然が都会の人から見ると魅力的に映るはず。住みたいと思ったときに、定住環境が整備されていることが必要。若い人が住みやすい地域にするにはどうしたらいいか一緒に考えたい」と答えた。

 また、土地利用について「農振除外に3年かかる。もっと手続きを簡素化して半年ぐらいで結論が出るようスピードアップを」との要望も。水道環境部長は「農業をしていくために補助金を入れる制度であるため、手続きが厳しい。年に2回しか受け付けないので、タイミングが悪いと時間がかかる。道がなかったり条件が悪いため白地の農地が20ヘクタールぐらいある。農振除外できるところとできないところを整理するのがいい。ICができると300メートルは農振除外できる。優先的に都市計画に転換できる」と説明した。

 このほか「地域振興住宅を一戸建てに限る必要はない。なるべく多く住んでもらえるよう、マンション風の集合住宅を建て公園をつくってはどうか」「防災訓練に小中学生が参加することが防災文化の向上につながる。広域連合や教育委員会と連携して地域が一体となった訓練を」「南海トラフで飯田は昨年の栄村と同じ震度6強になった。耐震基準の見直しと公民館・センターの耐震強化を」「どんどん空き家が増えている。出身者に帰ってきてもらうプロジェクトを」「生活道路の改良が遅れている」などの要望意見が出た。

  

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