市未来デザイン会議、前期4年の目標は12項目 産業づくり、子育て支援など

政治・行政

[ 2016年 9月 21日 水曜日 18時18分 ]

未来デザイン会議前期4年間の基本的方向

 飯田市の次期総合計画「いいだ未来デザイン2028」(2017~28年度)の策定に向けた市民会議「市未来デザイン会議」の第12回会合が20日、市役所であり、市側が示した庁内案をもとに基本構想や前期4年間の基本目標を検討した。目標は「若者が帰ってこられる産業づくり」や「リニア時代を支える都市基盤整備」「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」など12項目にまとめた。会議や市議会の意見を踏まえて市が成案をまとめ、27日から意見公募を行う。

 前年度にまとめた8つのまちの姿からなる未来ビジョンと、2028年の人口目標を9万6000人に定めた人口ビジョンの実現に向け、分野横断的に取り組む基本目標と、プランやビジョン群に基づく分野別計画の2系統でアプローチする。

 期間がリニア開業直後までの12年間と長期に及ぶことから、軸となる「分野横断」は4年ごとの前、中、後期に分けて戦略的・重点的に取り組むテーマを基本目標に設定し、1年ごとに戦略計画を組み立てて時代の変化を柔軟に取り入れる仕組みにしている。

 会議では、市側が庁内案として前期4年間の基本目標を提案し、概ね了承された。

 ▽若者が帰ってこられる産業づくり▽市への人の流れづくり▽地育力が支える学び合いによる心豊かな人材育成▽自然と歴史を守り生かした新たな文化の創造▽若い世代の結婚・出産・子育ての希望実現▽「市民総健康」と「生涯現役」の実現▽共に支え合い、自ら行動する地域福祉の充実▽新時代に向けた地域経営の仕組みづくり▽個性尊重と多様な価値観を認め合う交流促進▽自然調和と低炭素な暮らしの推進▽災害に備えた社会基盤の強化と防災意識の高揚▽リニア時代を支える都市基盤の整備―の12項目。

 うち、「若者―」や「人の流れ―」では、研究開発の強化、多様なライフスタイル提案、地域ブランドの構築とプロモーション、リニア飯田駅を見据えたまちづくりなどの具体的な戦略を盛り込み、学卒者の地域内回帰・定着率、休日滞在人口率、合計特殊出生率など各項目ごとに進ちょく状況の確認指標も設けた。

 予算編成作業を経て具体化する1年目の戦略計画も想定として示した。

 会議では他に、計画全体を象徴するキャッチフレーズについても意見交換。市側が「合言葉はムトス 誰もが主役 飯田未来舞台」とする庁内案を示したが、言葉遣いや主眼の置きどころなどをめぐって複数の異論があった。

 市は原案を修正して成案にし、27日から10月31日までパブリックコメントを実施して住民からの意見を募る。会議は最終案を11月にまとめて答申する予定で、市は12月の議会議決を目指す。

  

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