市環境対談で元天気キャスター杉山さん「温暖化の緩和と適応策を」

政治・行政

[ 2015年 7月 6日 月曜日 12時57分 ]

7.02環境トップインタビュー 飯田市は1日、「ISO14001自己適合宣言」の取り組みの一環として、ゲストと牧野光朗市長が環境政策や課題などで意見を交わす「トップインタビュー」を市役所で開いた。約150人が参加。テレビ局の元天気キャスターで名古屋大特任准教授の杉山範子さんから「地球温暖化にどう挑むか」を学び、とるべき行動を考えた。

 

 市役所が環境国際規格の「ISO14001」の認証登録を受けてから15年、自己適合宣言を行ってから12年が経つが、市は毎年の内部監査に先立ち、環境活動に関わるゲストを迎え、市長との対談を企画している。地元企業や行政などでつくる「地域ぐるみ環境ISO研究会」のメンバーや市職員らが聴講した。

 

 杉山さんは身近な事例を交えながら、地球温暖化の現状と今後の予測を解説し、温室効果ガスを減らす「緩和策」と温暖化による悪影響に備える「適応策」の重要性を伝えた。

 

 現状を上回る対策がなければ、21世紀末には地球の平均気温が最大4・8度上昇すると指摘。現に国内の猛暑日が増え、特に年間平均の最低気温の上昇率が顕著な状況から、将来的には米や果樹などの食料生産に影響が出てくるとした。

 

 地球温暖化は人間活動を主要因とする可能性が高いとし、温室効果ガスを減らすための低炭素エネルギーの普及促進を期待。省エネにつながる消費者の選択や行動を促した。

 

 将来の気温上昇への適応策では、熱中症予防など日常生活での注意事項、新たな栽培技術の導入や品種改良、ゲリラ豪雨などに備えた洪水ハザードマップなどを紹介した。

 

 続く牧野市長との対談は同市エコライフコーディネーターの絹代さんの司会で進行した。牧野市長はエネルギー自治と地域内の経済循環の相関性を解説。今後の環境政策の推進に向け「市民全体で取り組むための情報の共有、分かりやすい発信が大事」と話した。

 

  

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