市議会の事務事業評価 天龍峡交流館は「廃止」提言

政治・行政

[ 2013年 9月 26日 木曜日 16時24分 ]

 飯田市議会は24日、2012年度の市の決算認定に伴い、市の施策や事務事業の評価と今後のあり方をまとめ、同市川路の市営の温泉施設「天龍峡温泉交流館」の管理事業については、市側の明確な方向性がないとして「廃止」を求めた。同日は56項目の提言書を林幸次議長が牧野光朗市長に手渡した。

 市によると、交流館を運営していた第3セクター「天龍峡観光開発」が07年2月に経営破たん。地元要望も踏まえて天龍峡全体の再生整備を目指す中で、市が施設を購入し、簡易宿泊・入浴施設として経営を引き継いだ。この当時も「購入は唐突で利活用の目的が明確でない」などとして、議会が市の姿勢を糾弾した経緯がある。

 今回の提言書では、交流館の管理事業について「施設利用の方向性が明確にならないので、過去の経過も踏まえ事業を廃止すべき」「地元の要望による管理運営、使用にあたっては、指定管理者制度の導入や周辺整備の状況を見据えた利用方法を検討すべき」としている。

 市議会は10年度の提言で「市が運営管理すべき施設ではない。早急に施設のあり方を検討し方向性を明らかにする必要がある」として、検討にあたっては売却も視野に入れるよう指摘。翌11年度には「費用対効果を検証すべき」と改善を求めていた。

 市議会産業建設委員会の吉川秋利委員長は10、11年度の提言や年間の管理事業費(約1200~1800万円)も挙げて「明確な方向性がないまま市が事業を続けるのは問題」と強調。ただし「地元から運用や利用の(意向)要望があれば、やぶさかではなく、今すぐ施設を取り壊すべきということではない。市として方針を示して」と求めた。

 同館は、温泉施設「若返りの湯」の他、研修棟や宿泊棟を備えるが、老朽化が見られる。同市は「天龍峡全体とセットでの再生を考えている」としており、地元のまちづくり委員会や飯田観光協会の代表などを交えた利用法の検討を始めている。

  

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