市議会報告会が遠山を皮切りに始まる

政治・行政

[ 2011年 10月 17日 月曜日 15時47分 ]

 飯田市議会は14日、遠山ブロック(上村・南信濃地区)を皮切りに議会報告会を始めた。31日の中部ブロックまで6つのブロックで開催する。

 上村コミュニティセンターを主会場に開いた報告会には、両地区まちづくり委員会の関係者ら約60人と議員23人ほぼ全員が出席。全体会で上澤義一議長は「市民に開かれた議会運営を進めるため、議会活動の説明を行い、議会報告会を起点とした政策づくりにつなげる機会としたい」と趣旨を説明した。議会報告会は3年目。昨年からテーマを設定し、各分科会で意見交換を行っている。

 ことしのテーマは、総務文教委員会が「地域の防災」、社会委員会が「共に支えあう地域福祉の推進」、産業経済委員会が「リニア時代の観光施策と産業振興」、建設環境委員会が「ごみ処理への対応」。いずれの分科会も2部構成で、第1部では議案審査状況の報告や昨年の議会報告会で出た市民の要望意見への対応などを説明。第2部ではテーマに基づいて意見交換する。

 この日の総務文教委員会の分科会で、出席したまちづくり委員会関係者から「防災備蓄倉庫はどこが管理するのか。現在、各自治会で管理しているが、食料は賞味期限が切れると全部廃棄しており、維持管理が大変。どこまで公費が投入されるのか。慎重に進めてもらいたい」との意見が出た。議会側は「市の管理下に置かれるものと認識している。市に確認する中で対処したい」と答えた。

 また、地域の防災について「避難準備勧告、避難勧告などの言葉が分かりにくい。分かりやすい言葉を付け加えてもらいたい」「夜間には職員がおらず、地元に住んでいる職員も非常に少ないので、職員の非常時の対応能力が心配」といった意見も。市に対し「地域の実情に合った入札制度を考えてもらいたい」「合併特例債や過疎債はもう少し合併地区のために使ってはどうか」、議会への要望として「遠山中学に統合した上村中学の跡地利用の方向性を早く示して」といった意見も出た。

 上村まちづくり委員会の熊谷貞夫会長は「議会の報告が長過ぎて市民の声が十分届かなかった。各地域が何を望んでいるかもっと聞いてもらいたい」と感想を述べた。

  

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