広域連合が地元県議5人と懇談会

政治・行政

[ 2016年 4月 18日 月曜日 9時30分 ]

 南信州広域連合は15日、定例会に引き続き、地元選出の県議5人との懇談会を飯田市追手町の県飯田合同庁舎で開いた。阿部守一知事が5月16~18日に同庁舎に開設する「しあわせ信州移動知事室」に合わせた知事への要望事項を中心に意見を交わした。リニア中央新幹線の開業を見据え、旧飯田工業高校(同市座光寺)を活用した「知の拠点」や幹線道路網の整備などで支援を求める方針。

 産業振興と学術研究機能の集積を図る「知の拠点」整備では、県有の旧飯田工高の敷地は無償貸与、校舎施設は無償譲渡による改修活用を望む。同日は、主要3棟の各階や体育館施設への機能配置図を含め、県などと協議調整中の基本計画案も示された。

 「知の拠点」の柱は▽南信州・飯田産業センターや関連する工業技術・EMCセンターの移転拡充▽2017年4月の開設を目指す信州大航空機システム共同研究講座▽市歴史研究所の移転―など。

 配置図では、旧電気科と旧機械科棟の間にメーン・エントランス(正面玄関口)を設け、周囲に多様な主体の創造活動や地場産業の情報発信につながる機能を盛り込んだ。地域産業の振興に向け、食品企業研究室(仮称)や貸館機能などもイメージしたが、各業界の要望を把握し、協議調整しながら反映させていくとした。

 県議からは「建物全体を有効に活用するまでの案は練られていない」「航空宇宙だけなく、他産業に対する具体的な機能もしっかりと詰めて示すべき」「先々のことをすべて決めるのは難しい時代であり、施設活用でゆとりも残しておくことも大事では」などの意見や提案が出た。

 一方、「リニア効果を生かすインフラ整備」に関連し、同広域連合は国県道を中心とした幹線道路体系を「環状」や「軸」の表現で再整理。重点・優先的な整備を求めていくとした。県議からは「どこの箇所をどうするまでを提案すべきでは。リニア開通まで時間は少ない」などの指摘があった。

 このほか知事に対しては、リニア時代に向けたコンベンションセンターや体育施設(総合体育館や芝生グラウンドなど)のあり方などで話題の提供を見込むほか、障害者支援施設「阿南学園」の改築支援などを求める方針とした。

  

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