建設の判断先送りに

政治・行政

[ 2020年 2月 15日 土曜日 14時22分 ]

 南信州広域連合は14日、連合会議を開き、第4次広域計画「基本構想・基本計画」の後期計画(2020~24年度)案を26日開会の議会定例会に提出することを確認した。建設を検討している「アリーナ機能を中心とする複合施設」を整備検討事業として新たに盛り、計画期間の中で構想を描く方針。当初は施設を造るかどうかの判断を年度内に行うとしたが、判断は先送りとなる。

 2027年のリニア中央新幹線開業を見据えた後期計画では、単体ではなくリニア駅周辺整備(飯田市上郷)、エス・バード(同市座光寺)、飯田文化会館(同市高羽町)と連携した地域づくりの構想を描く。リニア駅を核とした地域ビジョンを描く一方、ビジョンを具体化するために必要な民間事業者へのアプローチを行う中で複合施設整備の検討を進め、地域の合意形成を図っていくとする。

 複合施設の建設・運営方式について、事業主体となる公設公営方式は難しいとし、公設民営または民設民営方式で進める考え。施設規模は、「観る」場所としてのメインアリーナ、「する」場所としてのサブアリーナを基本に位置付け、身の丈にあった施設で過剰な規模としないことを前提とする。

 立地条件は、リニアの利用を考慮し、アクセスの観点からリニア駅近郊の立地を想定。事業費と財源は、地域負担が過大とならないような十分な検討が必要とした上で、参画する民間事業者とも議論し、国や県の支援についても重要な視点とする。

 また開設時期は「リニア開業後の状況を見るべきといった意見がある」とし、慎重な検討が必要とする。

 複合施設の建設を巡っては、広域連合議会が建設時期や整備費、運営方法など、十分な検討を求める意見書を提出している。また広域連合が設置した検討委員会はビジョンの策定が必要とし、ビジョンに「スポーツを生かした地域づくり」を据えることを提案。建設地はリニア県内駅の近郊が望ましいとした。

 後期計画は前期(15~19年度)の結果を踏まえたもので、3章18節から成る。リニア開業によるメリットを生かす地域ビジョンを具体的に描くなど、後期に引き継ぐ課題を3点に集約した。

 定例会に提出する予定の20年度一般会計当初予算案には、複合施設関連で調査費200万円を計上する。

  

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