任期満了に伴う大鹿村長選は、12日告示される。立候補を表明しているのは、新人で元村議長の熊谷英俊氏(56)=無所属、鹿塩=のみ。他に動きはなく、無投票当選の可能性が高まっている。投開票日は17日。同日程で実施する村議補選(欠員1)は、1派のみが立候補を予定する。
熊谷氏は、現職3期の柳島貞康村長が今期限りでの引退を表明したことを受け、昨年10月に出馬を表明した。「村民の声を村政に生かす」「集落機能の強化で災害に負けない村づくり」などを掲げる。
熊谷氏は千葉大卒業後、温泉旅館「塩湯荘」を経営。村議を2003年5月から20年12月まで5期務め、うち12年から19年まで村議長を務めた。
熊谷氏の後援会は昨年12月19日に総決起大会を開き、意気を高めた。告示日は午前9時ごろから旧JA鹿塩支所で出陣式、続いて第一声を行う。
前回村長選では、現職1人と新人1人の一騎打ちが繰り広げられた。無投票となれば8年ぶり。
熊谷氏の辞職に伴う村議補選は、欠員1に対し、新人で農業の大倉寛氏(71)=無所属、鹿塩=のみが立候補を予定している。村長選とともに無投票となる可能性が高い。
昨年12月1日時点の選挙人名簿登録者数は864人(男421人、女443人)。