6月30日告示、7月5日投開票の売木村長選で、元村議で会社役員の新人、鹿島康裕氏(70)=無所属、軒川=が22日、出馬を表明した。立候補届け出書類の事前審査に出席後、取材に応じ、「村執行部と村民との距離が開いているように感じる。村民一人一人との対話を基に、村政を改革したい」と述べた。
鹿島氏は「集会などでは村民が率直な意見を出しにくい」と指摘し、一人一人との対話を重視する考え。「皆が納得できる形で政策を進めたい」と話した。
また、「高齢になっても村内で安心して暮らし続けられる施設が必要」とし、特別養護老人ホームなど介護施設の設置を目指す方針も示した。
鹿島氏は岐阜市出身で1984(昭和59)年に売木村に移住。2000(平成12)年から村議を2期務めた。11年から村選挙管理委員、15年から同委員長を務め、16年の前回村長選に初出馬し、落選した。
村長選を巡っては、現職2期目の清水秀樹氏(67)=無所属、岩倉=が3選出馬を表明しており、前回と同じ顔触れによる現新一騎打ちの選挙戦となる見通し。
◎写真説明:出馬を表明する鹿島氏