新議員12人決まる 喬木村議選は無投票に

政治・行政

[ 2017年 6月 7日 水曜日 16時09分 ]

支持者の激励に応える佐藤さん

 6日告示された任期満了に伴う喬木村議選(定数12)は、定数と同じ12人が立候補し、無投票で当選が決まった。無投票当選は2009(平成21)年以来8年ぶり。

 新議員は現職6人、新人6人。党派別では共産党2人のほかは無所属。女性は新人が1人。

 村内8つの区ごとに見ると、人口の多い阿島から5人、富田は3人、小川は2人、伊久間と氏乗は1人ずつ。山間部の大島、大和知、加々須の3地区は空白区となった。

 同村議選をめぐり、候補者を擁立する動きが低調気味で定数割れの可能性も指摘されたものの5月31日の事前審査までにどうにか定数に達した。他に1派が関係書類を持ち帰っていたが、候補者の擁立には至らなかった。

 村選挙管理委員会(吉澤章夫委員長)は7日に選挙会を開き、当選人を決定し当選証書を交付した。

 27日に予定する改選後の初議会で正副議長を選ぶ。

 6日はいずれの陣営も遊説カーで精力的に村内全域への遊説に走り、村内を通る懸案のリニア中央新幹線や三遠南信道の工事に絡めた訴えを響かせる候補が目立った。

 4年前の前回は定数を2上回る14人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げた。

  *    *

 無投票当選を受け、初当選した会社役員の佐藤文彦さん(47)=阿島=を村政へと送り出す会が午後7時半すぎ、地元の会所で開かれた。あいさつに立った佐藤さんは表情を引き締め「一人の1歩ではなく百人の1歩という活動を進め、2歩、3歩につながる環境をつくる」と誓った。

 会場には支持者ら約60人が集まった。佐藤さんはやや緊張した面持ちで現れ、深々と頭を下げて感謝を伝えた。花束を長女らから受け取るとようやく笑顔に変わり、拍手には両手を挙げて応えた。

 佐藤さんは当初、50歳を超える4年後の出馬を考えていた。ただ周囲に目を向けるとリニア工事が目前に迫り、三遠南信道の工事も本格化する。「村にとって大事な4年」との思いを強くし、同世代の仲間の後押しもあって立候補を決意した。

 これまで村政に関わりが薄かった世代の代表としての思いもある。取材には「我々の世代だからこそ、できることがきっとある。異なる世代の考えを知る機会も作り、村への提言につなげたい」と語った。

  

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