旧清内路中校舎の無償貸与を可決

政治・行政

[ 2013年 6月 21日 金曜日 16時14分 ]

 阿智村議会は20日、旧清内路中学校の校舎を「学校法人自然学園」(内田幸一設立代表人)に無償貸与する議案を全会一致で可決した。同法人は校舎を利用して私立の小中一貫校を設立する方針。来年度の「清内路子どもの森小学校」(仮称)開校に向け、県に法人と学校の認可を今月中に申請する。

 旧清内路中は1999年に約14億円で建設され、阿智中との統合に伴い2010年3月末に閉校した。敷地は8000平方メートル、校舎棟2000平方メートルと体育館棟3500平方メートルは一部を除いて鉄筋コンクリート造り。貸与は県が学校設置を認めた日から。契約は10年ごと見直す。

 質疑、討論とも反対意見はなかったが、無償貸与の意図について質問があり、岡庭一雄村長は「国の補助金などを受けて建設しており、有償貸与となると(補助金の)返還義務が生じる。さまざまな面から検討した結果、無償が適当であると判断した」と説明。清内路の特徴を生かした教育が行われることで、地域振興と定住人口の増加も期待できるとした。

 他の議員は賛成討論などで、村外在住の保護者と教職員の地区内への定住、地元雇用の促進、地区と学校が密接に関わることによる地域振興を要望。「開校で地域文化が大きく変わることも想像される。長年培われた歴史文化と自然環境を生かしながら村の子として育ち、羽ばたいてほしい」との意見もあった。

 内田氏は自然の中で子どもを育てる幼児活動・子育て支援活動「森のようちえん」の全国ネットワーク代表。南信や中京圏の森のようちえんを中心に入学を呼び掛け、同氏が運営する別法人「飯綱高原ネイチャーセンター」が指定管理する村の施設「ふるさと村自然園」を寄宿舎に使う。

 森のようちえんの保護者との懇談会は7~11月にかけて開き、来年1、2月に入学確定者のプレスクールを開催する予定。教職員は7月から募集する計画。

  

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