本番さながらに霜月祭り 遠山天満宮にツアー客迎え

政治・行政

[ 2014年 1月 21日 火曜日 16時28分 ]

 飯田市上村、南信濃に伝わる湯立神楽「遠山の霜月祭り」のツアー客向け公演が19日、南信濃南和田の遠山天満宮であった。初めて県外の民間によるツアーを受け入れ、本番さながらに華やかに舞った。

 「夜通し行われる霜月祭りの短縮版を披露し、祭りや遠山郷の魅力を多くの人に知ってもらおう」と、南信濃振興公社が企画し、県外の旅行会社などに売り込みを重ねている。

 道路の幅員が狭く、大型バスの往来ができないため、実現は困難と見られていたが、今回初めて静岡県の旅行会社がマイクロバスを使ったプランを作り、来訪した。

 社殿も釜も、舞い手も本物。違うのは開く時期と、時間だけ。この企画実現に協力したのは、和田霜月祭り保存会の有志と天仁の杜体験企画、遠山天満宮奉賛会の3者。2009年を最後に休止している同社に12人の舞い手が集まり、湯釜をたいて興じた。

 男性による装束舞のふみならしの舞、剣の舞に続き、ツアー客も一緒になって湯立てを行うと、太鼓の響きに合わせて水の王が登場。湯釜に素手を入れると、ツアー客にむかって湯を切り、会場を沸かせた。

 同社を象徴する天満宮のほか、個性的なばあさや猿など12の面(おもて)が登場。この日は2公演を立て続けに行った。

 解説した和田保存会の鎌倉直衛会長は「まずは祭りの魅力を知ってもらい、12月の本祭に足を運んでほしい」と呼び掛けた。

 振興公社支配人の山崎徳蔵さんは「三遠南信自動車道が開通すれば大型バスが入れるようになるが、そこまでにどれだけPRできるかが勝負。開通を待つのではなく、今からしっかり遠山郷を売り込んでいきたい」と話していた。

  

関連の注目記事

powered by weblio