松川・高森鳥獣対策協議会が発足

政治・行政

[ 2011年 9月 1日 木曜日 9時28分 ]

 隣接する松川、高森の両町が連携して鳥獣害対策に取り組む「松川・高森鳥獣被害防止総合対策協議会」が31日、高森町役場で発足した。被害の大きい上段部を中心に防護柵を設置し、また駆除作業を協力するなどして農作物への被害軽減に向けて協力することを確認した。

 高森町は本年度、ニホンジカなどによる食害対策として町上段を走る町道110号の飯田市境から松川町境までに総延長約10キロの防護柵を設置する。「町単独で取り組むよりも隣接する町村が協力して対応することが望ましい」とし、先月に広域協議会の設置を松川町に申し入れた。

 熊谷元尋高森町長、深津徹松川町長とも「広域の取り組みが必要」との認識は同じ。この日、あいさつに立った熊谷町長は「被害が深刻化する中、連携を高めることで一定の成果を出したい」と期待を寄せた。

 同協議会は議員や区長会長、JAみなみ信州、猟友会らで構成し、うち20人が出席。協議会規約、事業計画や予算を承認した。本年度は国の交付金約430万円を活用し緩衝帯を整備するほか、おりやわなを購入する。

 防護柵は各町で設置する。高森は、本年度内の完成を目指し早ければ10月に着工する計画。総事業費約7000万円。柵は高さ2メートル。フェンスの上部にサル除けとして4本の電線を張る。

 一方、松川は生田地区の3カ所に総延長約28キロの防護柵を設置する計画。部奈区の集落を囲む延長約7キロと、その南の生東区の集落を囲む約17キロ、福与区の東側に南北約4キロ。23日の町議会臨時会に2700万円を計上、部奈区のうち北側の3・7キロで進める。

 高森との隣接地域への設置は未定だが、深津町長は「喫緊の課題であり、防護柵の設置に向けて担当課で検討を始めた。早ければ来年度に予算化したい」としている。

 同協議会によると、2009(平成21)年度の農作物への被害額は松川が2700万円、高森が1300万円。被害面積は松川が103ヘクタール、高森が69ヘクタール。3年後の軽減目標を掲げており、松川が被害額1800万円、被害面積64ヘクタール、高森が同440万円、同41ヘクタールとした。

  

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