松川町が東京五輪ホストタウンに 相手国にコスタリカ

政治・行政

[ 2016年 12月 10日 土曜日 14時17分 ]

 2020年の東京五輪・パラリンピックに参加する海外選手らと地域住民の交流を促進する「ホストタウン」構想で、政府は9日、24都県の市町村などが申請した47件の計画を第3次登録として発表し、県内は松川町を含む2件が選ばれた。松川町は中米コスタリカを相手国とする。

 約100件の応募があり、相手国・地域との交渉状況などを審査して絞り込んだ。1月の1次、6月の2次と合わせ登録は計138件となった。県内はこのほか、中国を相手国とした県と5市町(上田市、須坂市、飯山市、下諏訪町、山ノ内町)の計画が選ばれた。

 松川町は今年4月からコスタリカを相手国として登録を目指していた。登録を受け、町の担当課は「国際交流がまた一歩進む」と喜んだ。高坂敏昭教育長が来年1月14日から27日まで同国を訪れる計画で、政府関係者らと会談してホストタウンに関する覚書を交わす準備をする。また在コスタリカ日本大使館にも足を運び、今後の交流事業について詰める。

 町の計画だと、大会前後にコスタリカの選手との交流を図るほか、小中学校に国際交流授業を取り入れる。来年度から3年間、町民や中高生をコスタリカに派遣する計画。在日コスタリカ人らを迎えたセミナーや交流事業も考えている。スペイン語講座を開いたり、コスタリカ料理を学校給食に提供する計画もある。

 高坂教育長は「念願がかなった。交流を通じて国際社会で通用するグローバルな視点と、愛郷心を深めるローカルな視点を深めていきたい」と話した。

 リオ五輪では、コスタリカから陸上、競泳、柔道、自転車、トライアスロン、ビーチバレーの6競技に計10人が参加した。サッカーは今回逃したもののワールドカップには4度出場しており、東京五輪への出場の可能性もある。

 1998年長野冬季五輪の「一校一国運動」をモデルとするホストタウンは、自治体ごとに国・地域や競技を決めて交流することにより地域活性化や観光振興を目指す。相手国の言語・文化の学習や日本文化の紹介、五輪参加選手を招いた競技体験などを想定。交流を実施する自治体には国が費用の半額を支援する。

 町は国際協力機構(JICA)の研修生受け入れをきっかけに、駐日大使の来町や町職員の同国派遣など友好を深めている。

 県内では既に駒ケ根市(相手国・ベネズエラ、ネパール)、佐久市(同・エストニア)、安曇野市(同・オーストリア)が登録されている。

  

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