松川町議選と阿智村議選が投開票

政治・行政

[ 2016年 11月 15日 火曜日 15時42分 ]

001松川町議選 001阿智村議選

 任期満了に伴う松川町議選と阿智村議選は、13日投開票された。どちらも2人落ちで松川町議選は現職と新人が1人ずつ、阿智村議選は新人2人が涙をのんだ。5日間の短期決戦の末、新たな顔ぶれが出そろった。

 

■松川町議選
投票率低調66%に

 

 8年ぶりの選挙戦となった松川町議選は、14議席をめぐって現職10人、新人6人が5日間の戦いを繰り広げた。

 

 町民にとって最も身近な選挙ではあるが、投票率は66・08%と低調。8年前の町議選を14・29ポイント下回った。過去に町長選は3回連続で無投票となっており、町議選も8年ぶりの争いとなったものの、70代の女性は「候補の主張を聞き分ける機会もなく、全体的に盛り上がっていないように感じた」。町民の関心はやや薄く、積極的な投票には結び付かなかった。

 

 投票率が80%台だった8年前を参考に、各陣営は400票を当落ラインとみて票の上積みを図ったが、今回は200票付近で明暗を分ける形となった。

 

 現職9人、新人5人が当選した。共産1人のほかは無所属。女性は2人。

 

 地区別にみると、6人が集中した大票田の名子は諸派の1陣営を除き、いずれも400票前後を獲得。3人が立候補した生田は新人が躍進した一方、現職は厳しい戦いとなった。上大島の熊谷宗明氏は前回に続いて1000票を上回り、トップ当選を果たした。

 

 町選挙管理委員会の上原満憲委員長は14日、当選した14人に当選証書を手渡した。

 

「町民の声を町政に」
米山さん初当選に意欲

 

 「新人だからこそできることもある。皆さんの期待に応えられるよう一生懸命頑張ります」。松川町議選で初陣を飾った米山郁子さん(60)は決意を示し、多くの支援者から拍手を受けると笑みを見せた。

 

 自宅には支持者ら約50人が集まって開票結果を待ち、午後9時半すぎに当選が伝わると「おめでとう」の声。米山さんは控えめな笑顔で頭を何度も上げ、大きな拍手が起きると満面の笑みで応えた。

 

 選挙戦では経験を生かして「ものづくり支援」を公約に掲げたほか、女性や若者の支援、高齢者福祉の充実、町民が楽しめるまちづくりなどを訴えた。祝勝会で支持者から激励と花束を受けた米山さんは「町に新しい風を吹かすためにも全力を注ぐ。町民の意見を素直に聞き、町政に反映させる」と意気込みを語った。

 

 4期で引退する米山由子さん(77)は「若者定住につながるような産業振興に力を発揮できる人材。リニア時代も見据えてさまざまな角度から政策提言してほしい」と後を託した。

 

■阿智村議選
新村議12人が決まる

 

 任期満了(30日)に伴う阿智村議会議員選挙(定数12)は13日、投開票された。前回に引き続いての選挙戦となった今回は現職6人、元職2人、新人4人が激戦を制し、14日に当選証書を受け取った。

 

 当選者は党派別では無所属が11人、共産党が1人。投票率は前回の83・39%を4・56ポイント下回る78・83%だった。

 

 トップ当選した現職の勝野公人さんは地元上中関の票を手堅くまとめて476票を獲得。2位の元職、野村和男さんは清内路をはじめ幅広い支持を集めて当選した。

 

 前回の3人から1人になった駒場では現職の林清子さんが前回より100票以上上乗せし、4人が立候補し激戦となった伍和では4人とも当選を果たした。

 

 新人の2人は支持拡大を図ることができず涙をのんだ。臨時議会は12月1日に開き、正副議長、議会構成を決める。

 

「現場主義を旗印に」
新人の白沢さん初当選

 

 「森林再生、観光の財源から教育・福祉へ、徹底した現場主義の3つを旗印に村政をまっとうしていきたい」。阿智村議選で初当選を果たした白沢明さん(54)は、事務所に集まった支持者に感謝しながら抱負を語った。

 

 新人の中では最年少の白沢さん。初めての選挙戦では、村内6会場で3日間開かれた合同個人演説会で、持ち時間の5分内で自分の主張を伝えることに苦しんだ。

 

 森林組合職員だった経験から森林再生を掲げ、防災を含めた針葉樹から広葉樹への転換、里山整備活用を訴えた。さらに複合的な観光の発展から雇用を創出し、財源を教育や福祉の充実に充てることと、徹底した現場主義を加えた3つを訴えた。

 

 午後9時半すぎに当選確実の報が届くと、事務所内は拍手に包まれた。白沢さんは「素晴らしい皆さんに応援していただき当選することができた。選挙戦で掲げた3本の旗印をやっていく。福祉などまだまだ見識不足の分野もあるが、議員としてしっかり村を支えていきたい」と語った。

 

 選対委員長の市東和美さん(66)は「選挙戦を通じて50代の地域の中堅の人たちの力強さを感じた。年配の人ばかりでなく、うまく次の世代にバトンタッチしていくことが大事。これからの村に期待したい」と期待を込めた。

 

  

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