泰阜村・ひとねる大学構想第1回会議

政治・行政

[ 2016年 8月 11日 木曜日 13時28分 ]

泰阜環境省教育会議

 泰阜村が本年度取り組む村と都市部の学生が学びを通じて交流する「ひとねる大学構想」で10日、環境省の環境教育における「ESD推進」のための先導的実践拠点支援事業により、第1回評価会議が村役場で開かれた。環境省をはじめ、同大学構想の実施拠点や自治体、有識者などが参加して、持続可能な地域づくりへの課題解決に向け意見交換した。

 同支援事業は地域の環境教育拠点のESD(持続可能な社会形成に質する行動)的な視点の人材育成を支援することが狙い。同省が行う初めての取り組みで、中部7県の管内で泰阜村と岐阜県と三重県を流れる揖斐(いび)川流域の2カ所を選び、助成金などで支援する。

 地域の多様な主体で構成する議論の場「支援プラットホーム」会議を設け、9月から来年1月までの間で現地視察、プログラムの作成、モデル実施、ヒアリング調査を行い、同2月の第2回評価会議でまとめる。

 この日の会議では、同大学構想の現状報告と課題などについて意見交換した。村が都市部の学生を村内で育み、将来的には4年制大学とのサテライト実現を目指す同大学構想。近況報告でグリーンウッドの辻英之代表理事は、ことしも1000人余の子どもたちと300人以上のボランティアを全国各地から受け入れている山賊キャンプの状況を含め「村の持続性を高めるために頑張っている。村にはそれを実現できる力がある」と強調した。

 ことし初めて2年生9人を村内合宿させた、名古屋短大現代教養学科長の茶谷淳一教授は「多くの村民と輪が広がり、学生も喜んでいる。そんな姿を見て何か引き出せるものがあれば引き出したい」と語り、横前明副村長は「価値観を共有できる若者を増やし、一緒になって汗をかくことが大事」と述べた。

 環境省中部環境パートナーシップオフィス(EPO中部)の新海洋子チーフプロデューサーは「1、2年で結果を出すことは無理かもしれないが、短期間で得られるものもある。数値だけに頼らず思いのある大事な評価も念頭に支援していきたい」とし、環境省中部地方環境事務所の環境対策課長補佐も「素晴らしいプログラムを組み、モデルとして情報発信したい」と期待した。

 今後は村の未来を学び合う場と仕組みの創出に向けてプログラムの作成を進める。支援費用は現在算定中としている。

  

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