泰阜村議会で松島村長が引退表明

政治・行政

[ 2018年 6月 5日 火曜日 16時45分 ]

正式に引退を表明する松島村長

 今期限りで引退の意向を示していた泰阜村の松島貞治村長(68)=無所属、唐笠=が5日開会の村議会6月定例会の行政報告で「8月12日の任期をもって村長の職を退任させていただきます。未熟な者を村長として支えてくれて感謝したい」と述べ、正式に引退を表明した。

 松島村長は「一人の人間の価値観で物事を決めていくという時間が長くなったことが退任の大きな理由」と強調。「住民が主役の自治という考え方は持っているが、住民投票型の判断はリーダーとしての責任を果たしていない。村長、議会の判断が村の方針という信念でやってきた」と6期24年を振り返った。

 在宅福祉の推進や若者移住・定住などを重要施策に掲げ、積極的な情報公開、企業誘致、『満州泰阜分村70年の歴史と記憶』の発刊などを成果に挙げた。

 「退任表明できてほっとしている反面、力足らずで申し訳なかった」とし、「これからも、この村に生まれた宿命を背負い、一村民として足手まといにならないよう生きていきたい」と述べた。取材に対し「次期村長には新しい感覚で、新しい村づくりに向かって頑張ってもらいたい」と語った。

 松島村長は2月の本紙の取材に引退の意向を示したが、後援会からの続投要請を受け、正式表明するとみられた村議会3月定例会冒頭での明言を見送っていた。

 松島村長は1971年から90年まで役場職員として勤務。診療所事務長時代は村の在宅福祉サービスの基礎づくりに励んだ。下伊那町村会職員を経て94年の村長選に出馬、元助役との一騎打ちを制して初当選した。

 2回目以降は5回連続の無投票で当選。移住定住施策の推進や子育て世代への支援、在宅医療・福祉サービスの質の向上に傾注してきた。

 任期満了に伴う泰阜村長選(7月31日告示、8月5日投開票)には、整体師・心理カウンセラーの橋本真利氏(39)=左京=、村臨時雇員の林博司氏(70)=稲伏戸=、副村長の横前明氏(59)=万場=の無所属新人3氏が立候補を表明している。

  

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