参院選公示 激戦の長野、唯一の議席めぐり舌戦スタート

政治・行政

[ 2016年 6月 23日 木曜日 15時39分 ]

参院選ポスター掲示板 第24回参議院議員選挙が22日に公示され、7月10日の投開票に向けて18日間の選挙戦がスタートした。改選定数が2から1に減り、唯一の議席を争うことになった県区には、正午までに順に民進党新人の杉尾秀哉候補(58)=共産、社民推薦=、政治団体幸福実現党新人の及川幸久候補(56)、自民党現職の若林健太候補(52)=公明推薦=の3人が届け出た。経済政策のアベノミクスや憲法改正、安保法制の是非などを争点に県内各地で舌戦を繰り広げる。

 

 県区の3候補は午前9時過ぎから、いずれも長野市内で第一声を放った。

 

 野党共闘で臨む杉尾候補は長野駅前で第一声を行った。アベノミクスを「強者のための政治で、格差が広がり、地方はおいてけぼり」と批判。中低所得者の底上げによる格差是正を約束して「信州から日本を変える。弱者のための政治に変える」と訴えた。

 

 及川候補は長野市内のリンゴ畑で第一声のマイクを握った。「信州のリンゴをニューヨークに」の合言葉で農産物の海外輸出促進に注力する考えを示した他、現行年金の清算と若者向け積立年金の創設を掲げて「不安を解消して未来への希望にしたい」と述べた。

 

 再選を目指す若林候補は県庁近くで第一声を放った。一億総活躍社会、ローカルアベノミクス、地方創生などの政策で、中小企業や地方が実感できる「県の経済再生を実現させる」と強調。「対案のない野党連合に国の将来を託せない。議席は譲れない」と語った。

 

 県区は1950年の第2回から与野党で議席を分け合ってきた経過があり、98年の18回からは6回連続で自民と民主(現民進)が各1議席を獲得している。1人区となって初めて行う今回の選挙戦は唯一となった議席をめぐる激しい選挙戦が予想される。

 

 全国の改選数は定数242の半分の121議席。選挙区で73、比例代表で48議席を選ぶ。

 

 全国では正午までに選挙区221人、比例代表164人の計385人が届け出ている。野党共闘により、2013年の前回選挙の433人より大幅に減る見込みだ。

 

 焦点は与党の自公が過半数(121議席)を維持するかどうかで、自民、公明の与党は非改選議席を含めて必要な46議席の確保を目指す。民進、共産、社民、生活の野党4党は候補者を一本化するなど共闘で阻止を図る。

 

 選挙戦は投票日前日の9日まで。

 

 県区の選挙人名簿登録者数は、6月21日現在で男性86万275人、女性91万6472人の計177万6747人で、うち飯田下伊那地域は男性6万5352人、女性7万1814人の計13万7166人。

 

 19日の改正公職選挙法施行で、今選挙から投票の権利が得られる年齢が現行の20歳から18歳以上に引き下げられる。投票日翌日の7月11日までに18歳の誕生日を迎える人が選挙権を得た。県内では飯伊の3123人を含む計4万1193人の18、19歳が新たに有権者に加わった。

 

  

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