牧野市長が新春記者会見開き年頭所感と市政経営発表

政治・行政

[ 2010年 1月 9日 土曜日 8時27分 ]

 飯田市の牧野光朗市長は8日、新春記者会見を開き2010(平成22)年の年頭所感と市政経営の方向を発表した。冒頭、同市長は「地域の将来ビジョンの基軸となるリニアや三遠南信自動車道の実現に向けて、ことしは正念場の年。今一度、これらの交通インフラの実現を見据えて自分たちの地域はどのような地域を目指すのか、地域を挙げた議論を行う必要がある」と強調。第5次基本構想基本計画をはじめ南信州定住自立圏共生ビジョン、南信州広域連合広域計画、三遠南信地域連携ビジョンを有機的に結合させ、地域全体でビジョンの共有を図るとともに、リニア飯田駅設置の実現や三遠南信自動車道の早期全通を確かなものにするための「和して動く年」になるよう全力を傾注する決意を表明した。

 10年度の市政経営の方向でも「地域の将来ビジョンの有機的結合」をトップに掲げ、第5次基本構想に「リニア開通と飯田駅設置に向けての都市像」を位置づけていく、と説明。市民と一緒に検討作業に入り、策定作業や様々な機会をとらえて市民との目的意識の共有を図る考えを示した。また、広域連合の広域計画の策定についても「郡市民会議を設置して地域を挙げた取り組みにしていきたい」とした。

 一方、定住自立圏形成協定・共生ビジョンについて「具体的取り組みを進めていく中で、追加する項目が出てくれば逐次見直しを図っていく」と説明。三遠南信地域連携については「当圏域の定住自立圏の取り組みを、高次都市機能を有する浜松・豊橋圏域へ広げることにより、相互に補完し合い、住民がメリットを享受し合えるような展開を視野に入れながら、三遠南信自動車道の早期全通やリニア飯田駅の実現に向けた取り組みを一層強化していく」とした。

 ことしは秋に三遠南信南信サミットが南信州で行われる。また、定住自立圏全国市町村長サミットも飯田市での開催が予定されている。牧野市長は「これらのサミットを通じて圏域の結びつきを強め、将来ビジョンの有機的結合に向けた取り組みを進めていきたい」と述べた。

 10年度の具体的な取り組みでは、リニアを生かした定住自立圏のあり方を広域連合と一体となって情報の共有化と検討を進める。これに基づき、飯田市の将来像について市民と共に検討を進め、必要に応じて第5次基本構想の修正を図るとともに、11年度までに策定予定の後期基本計画の見直しにも反映していく。また、リニア飯田駅設置のため、南信州地域を挙げてより活発な運動を展開する。

 これらの事業を推進するため、4月から飯田市に推進本部と基金を設置するとともに、情勢を見て推進のための担当部を設置していく。

 三遠南信自動車道の早期実現に向け、三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)を核として、県境を越えた広域的な地産地消形成プロジェクトであるアンテナショップの社会実験を行うなど三遠南信地域内の連携強化を図る。また、国の動向を注視しながら、三遠南信自動車道の早期実現の取り組みを一層強化していく方針だ。

  

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