牧野市長が3期目の初登庁

政治・行政

[ 2012年 10月 30日 火曜日 9時10分 ]

 36年ぶりの無投票で3選を果たした牧野光朗飯田市長が29日、初登庁を行い、3期目のスタートを切った。市民バスで午前9時10分、市役所に到着した同市長は、拍手で出迎えた職員たちに笑顔であいさつ。秘書から花束を贈られると市長室へ。同30分から市長訓示、10時から定例記者会見に臨んだ。

 職員約100人を前に訓示した牧野市長は「経済的自立度が高くない飯田市にとって、経済基盤を強化することがどうしても必要。経済的自立度が上がれば、外に出て行かざるを得なかった子育て世代が安心して飯田に住めるようになり、高齢者も安心して暮らせるようになる。美しいふるさとを守ることも、地域文化の継承も可能となる。こうした考え方は3期目も変わるものではないが、地域を取り巻く環境変化は8年前の予想を大きく上回るものだった」と述べ、リーマンショックや東日本大震災などで伸び悩みを余儀なくされた経済的自立度の重要性をあらためて強調した。

 また、同市長は「今後の15年は三遠南信道とリニアの開通により地域を取り巻く環境がさらに大きく変化していく」との見方を示しながら、「高速道路や新幹線を通すことだけを目的にしてきた他地域には人材や産業が流出する状況に陥る例が多く見られる。しかしながら私たちの地域は、こうした事例とは全く異なる地域モデルを構築できる」と述べ、特に第5次基本構想後期基本計画のこの5年間が「地域の将来を左右する重要な基盤構築期」との認識をあらためて示した。

 環境変化が激しくても人材や産業が流出しない地域として、東ドイツにある人口10万人の研究学園都市、イエナ市の事例を詳しく紹介。「イエナは緑豊かで、古くからの大学街としての歴史、文化に裏打ちされた魅力、アイデンティティがある、まさに『小さな世界都市』。地域の魅力が若い人材を惹き付ける。私たちの地域が目指す人材サイクルの構築もかくありたい」と願った。

 4年前の初登庁時にも紹介した長田弘の詩の中から「世界はうつくしいと」の一部を抜粋して披露。「激しい環境変化を長い目で冷静に見極める分析力(クールヘッド)と、飯田をうつくしいと思う熱い愛郷心(ウオームハート)を併せ持ちながら、市民と共に結いの力を大いに発揮して地域の将来をデザインしていく必要がある。かつて東西交通の要衝として発展し、今またニッポンの十字路になり得る可能性を秘めている飯田の将来を、実際に、具体的に、地域を挙げてデザインしていくことが、今どうしても必要」と強調した。

  

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