牧野市長新春会見 「真の地方創生を当地で」

政治・行政

[ 2015年 1月 9日 金曜日 12時06分 ]

 飯田市の牧野光朗市長は8日、市役所で新春記者会見を開き、2015年の年頭所感と市政経営の基本方針を発表した。リニア中央新幹線の工事実施計画が昨秋に認可され、建設に向けた具体的な動きが始まる本年。市政経営や新年度予算編成にあたっては、リニア時代や「真の地方創生」を見据え、引き続き産業・人・地域づくりに力を注ぐ。旧飯田工業高校(座光寺)の施設を活用した「知の拠点」構想の前進、保育料の軽減拡大、リニア駅周辺整備の基本計画の検討などに取り組む。

 年頭所感では「地域にダイナミズム(力強さ、うねり)を創出する産業クラスターや(欧米で成功した地域のような)サイエンスパーク」機能の重要性を解説。一昨年に掲げた「デザイン力」、昨年の「事業構想力」や「共創の場」といったキーワードも絡めながら、ことしも既成概念を乗り越え、持続的発展を可能とする地域づくりへの思いをまとめた。

 15年度の市政経営の基本方針では、政府の「地方創生」について「当市が進めてきた取り組みと軌を一にするもの」ととらえ、人口減少や少子高齢化を踏まえた戦略展開に対応するとした。

 リニアでは「ことしは中心線測量も始まることから、まさにリニア元年」と指摘。市のリニア推進ロードマップの3本柱のうち、「社会基盤整備関連」のリニア駅周辺整備に関しては、3月中をめどにまとめる基本構想を基に、結節道路や配置などを含む「基本計画の検討を進める」と述べた。

 リニア駅への主要なアクセス道となる国道153号の改良に関し、県が3案で示した対象区間について市側は「リニア関連として、最も最初に手を付けるべく区間ととらえており、先線を含む道路ネットワークなど全体像の協議は今後必要」との認識を示した。

 「戦略的地域づくり」では、市内各地区や20~40代を中心にした南信州次世代会議の取り組みなどに期待。リニア時代を見据えた地域ブランドの構築に向けては、現在進める「飯田ランキング」を踏まえ「市民の誰もが共通の意識を持ちながらブランド素材を選定できるような取り組みにつなげたい」(牧野市長)としている。

 南信州・飯田産業センター(上郷別府)の移転やデザイン系大学院大学の設置などに旧飯田工業高の施設を活用し、「知と産業の集積拠点」とする構想については「産業界と行政が連携して前進させる」「地方創生を念頭に置いたモデル地域実現のため、活用できるよう(施設所有者の)県へ要望し、調整を進める」意向を示した。

  

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