飯田市長選 牧野氏4選出馬を表明 「自らの全てかける」

政治・行政

[ 2016年 3月 19日 土曜日 13時33分 ]

 任期満了に伴い10月9日告示、同16日投開票の日程で行われる飯田市長選で、現職で3期目の牧野光朗氏(54)=無所属、八幡町=は18日、市議会3月定例会の閉会あいさつで「自らの全てを賭けて4期目を目指す」と述べ、4選出馬を正式に表明した。次期市長選をめぐる出馬表明は牧野氏が初。現時点でほかに表立った動きはない。

 牧野氏は閉会あいさつで3期の市政運営を振り返り、課題や展望も伝えた上で「若い皆さんが一旦この地を離れても必ず帰ってくる人材のサイクルを確立し、多くの市民が善い地域を実感できる飯田にするため、そしてそれを全国に発信できる真の地方創生のモデルにするため、今一度、自らの全てを賭けて4期目を目指すことを、ここに表明する」と述べた。

 決意に至る経緯として、人口減少・少子高齢化の時代にあって、リニア中央新幹線や三遠南信道の開通を見据えた地域づくりが求められる現況を踏まえ「熟慮に熟慮を重ね、自らの覚悟を問うてきた」と説明。国の経済・財政一体改革推進委員などを通じて「飯田の取り組みが注目されている」との実感を強めたといい「市の状況に自らの立ち位置を照らし、熟慮を重ねた結果、湧き上がってきたのは飯田を善い地域にしたいという思い」と話した。

 新年度を「地方創生に向けた本格始動の年」に位置付け、旧飯田工業高校を活用した「知の拠点」整備について「地域の将来を左右する極めて重要な事業」と強調。4月から新教育長を迎えることと合わせ「地育力による心豊かな人づくりをステップアップさせる」とした。

 牧野氏は飯田市出身。早稲田大政経学部を卒業後、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)に入行し、ドイツのフランクフルト主席駐在員などを務めた。2004年の市長選で新人4氏の争いを制し初当選。08年は現新対決で再選、12年は36年ぶりの無投票で3選した。

 牧野氏は15日に後援会から4選出馬の要請を受け「要請に応えるべく、今少し熟慮を重ね、然るべき時に思いを伝える」としていた。08年と12年の市長選でも要請後の市議会で出馬を表明していた。

  

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