現新の前哨戦 熱帯び始め

政治・行政

[ 2020年 4月 7日 火曜日 16時09分 ]

 任期満了(10月27日)に伴う飯田市長選の告示まで、あと半年余となった。これまでに現職4期目の牧野光朗氏(58)=無所属、八幡町=と、新人で前副市長の佐藤健氏(52)=無所属、鼎名古熊=が立候補を表明。12年ぶりの選挙戦になる見通し。新型コロナウイルスの影響も出ているが、立候補予定者による前哨戦は早くも熱を帯び始めている。

 5選を目指す牧野氏は2月25日の市議会定例会の冒頭あいさつで、「積み上げてきたものをここで投げ出すことはできない」とし、もう少しで手が届くところまできているリニア時代の「飯田の絵姿」を確たるものにすると決意を述べた。リニアに絡め、人口減の右肩下がりの時代に「飯田は変えていくことができる」と主張。4期15年余を振り返ると、これまで築いた人的ネットワーク、知見や経験を最大限活用して「絵姿を実現する」と強調した。

 一方、佐藤氏は今月1日に会見し「停滞感を打ち破るような変化を求める市民の声に応えたい」と語った。掲げるのはギアチェンジ。現市政を8年間共に担ってきた責任に言及すると「守るべきところは守り、変えるべきところは変えて地域の発展を加速させる」との姿勢を強調。リニア開業を生かし「希望の持てる未来を次世代にバトンタッチする」と主張する。政策原案には市民と練り上げた「50の構想」を盛り、対話を重ねながら実現を目指す意向だ。

 ともに住民同士の協働精神「結」を意識し、牧野氏は今年の漢字一字に掲げると「今一度、市長就任当初に掲げた『人と人、心と心を結ぶ水引型市政経営』に立ち返る」と述べた。これに対し佐藤氏は「結び直す」と表現。周辺町村や上伊那、県との関係を改善し「飯田市や南信州地域の未来を開く」とした。

 リニア開業が7年後に迫り、リニア時代を見据えた市政運営のほか人口減少対策、多選の是非が大きな争点となりそうだが、70代男性は「市政を担ってきた2人であり、政策の方向性は同じだと思う。この先の論戦を考えると、3人目の擁立があるのでは」とみた。

 前市長の田中秀典氏、前々市長の松沢太郎氏はともに4期で引退している。

 牧野氏は日本政策投資銀行を経て新人4人による2004年の市長選に勝って初当選。08年は現新の一騎打ちを制して再選を果たしている。12年の前々回と16年の前回は無投票。現在4期目で、全国市長会副会長(地方創生担当)。早大政治経済学部卒。

 佐藤氏は鼎出身。東大法学部を卒業後、自治省(現総務省)に入省。鳥取県財政課長、大分県総務部長などを経て、11年5月に飯田市の副市長に着任。昨年3月まで務めた。昨年4月に総務省に復帰したものの、市長選に向けて今年3月末に退職した。

 市長選は10月11日告示、18日投開票の日程。

◎写真説明:牧野光朗氏と佐藤健氏

  

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