現職、新人3人の争いに

政治・行政

[ 2020年 10月 9日 金曜日 16時12分 ]

 任期満了に伴う飯田市長選が11日、告示される。これまでに現職4期目の牧野光朗氏(59)=無所属、八幡町=のほか、いずれも新人で前副市長の佐藤健氏(52)=無所属、鼎名古熊=と会社役員の熊谷章文氏(68)=無所属、阿智村智里=の3人が立候補を表明。12年ぶりの選挙戦となる見通しで、激しい論戦が繰り広げられそうだ。投開票は18日。

 現職の牧野氏は2月25日の市議会定例会で5選を目指すと表明した。安心安全の地域づくり、産業振興、子育て支援をマニフェストの柱に据え、重点政策は10項目。リニア・三遠南信道時代に向けた「次の飯田」を構想し、「絵姿を実現する」と主張する。

 経営感覚で、4期16年間にわたって市政を進めてきた。「積み上げてきたものをここで投げ出すことはできない」とし、継続と挑戦の政治姿勢を強調。マニフェストを実行することが「課せられた使命」とする。地域を取り巻く環境を「大嵐の中」と表現し、市政経営を船に例えると「大嵐の中でも航行できる舵取り役を選んで」と訴える。

 前副市長の佐藤氏は4月1日に出馬会見した。「停滞感を打ち破るような変化を求める市民の声に応えたい」と決意し、キャッチフレーズには「ギアチェンジ」を掲げた。

 対話と現場主義を政治姿勢とし、信念は「心かよう市政」。マニフェストでは30年後の2050年に「飯田を『日本一住みたいまち』にする」と主張。道筋として、14項目の政策から成る「新・環境文化都市」創造プランを作った。現職と自身のマニフェストを比較すると「現職は過去を語り、私は未来を語っている」と指摘。リニア三遠南信道時代や社会変化を意識し「そこに向かって力を合わせていこう」と訴える。

 新人の熊谷氏は今月6日に立候補を表明した。政策の柱に林業と農業の基幹産業化、市長の権限を市民の権利に変える、市役所改革―の3項目を掲げる。

 市役所の改革については「職員の力が発揮できるようにしたい」との意向。「職員の声が市長に十分届いていない」とみて風通しを良くし、市民と接する機会が多い職員の声を吸い上げるような市政運営を進めるとする。個別政策として生活道路の再整備、入札制度の改革、建築物の木造化などを盛った。うち入札制度について、指名競争入札制度は不正の温床になりやすいとして「市の入札は一般競争入札にすべき」と主張する。

  ◇  ◇

 3月に現職の牧野氏が5選を目指す意向を明らかにし、4月に前副市長の佐藤氏が出馬表明すると立候補予定者による前哨戦は早くも熱を帯び始め、一騎打ちの構図のまま半年が経過した。今月に入り新人熊谷氏の出馬表明によって、構図は三つどもえに変わった。

 長期化した前哨戦も告示まであと1日。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、屋内での活動が制約されるなど異例の対応を迫られる中、18日の投開票に向けて何を訴え、どう支持を広げていくか、各陣営とも戦略を練っている。

◎写真説明:市長選立候補予定者

  

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