県支援金活用で「しあわせ配達便」が最高賞

政治・行政

[ 2012年 11月 7日 水曜日 15時16分 ]

 県下伊那地方事務所は前年度に県の「地域発元気づくり支援金」を活用した南信州地域の142事業の中から7事業を優良事例に選び、5日に飯田市追手町の県飯田合同庁舎で表彰式を開いた。最高賞の知事表彰は飯田商工会議所(同市)の買い物弱者支援事業「しあわせ市場配達便」。県内10広域圏ごとの知事表彰事業の中から「元気づくり大賞」(3事業)にも選ばれた。優良7事業の発表会もあり、来場者約100人が今後の元気な地域づくりの参考にした。

 「しあわせ市場配達便」事業は昨年10月に開始。高齢化率が高く、近くに店がない市内の箇所を会員事業者らが週1回軽トラックで巡り、食料品や日用品などを販売する。要望の高まりから、巡回先は当初の3カ所から12月以降は6カ所に増。ことし2月末までに延べ1428人(1日平均84人)が利用した。冬場は灯油も扱い喜ばれた。

 2年目の本年度も事業を継続。夏場は涼しい時間帯に巡回したり、市街地の閉店スーパーを販売箇所に取り入れたりの工夫や対応を重ね、1日平均の利用者は200人ほどに増えているという。

 事例発表で飯田商議所の事業課長は「(買い物弱者支援として)宅配サービスもあるが、自分の目で商品を確かめながら買い物を楽しみたい人は多い」と指摘。1カ所あたりの営業は約30分だが、その前後にも会話を楽しむ利用者の様子を伝え「コミュニティーの場としての役割も大きい」とした。

 表彰状を受け取った柴田忠昭会頭は「回を重ねるごとに喜んでくれる人たちが増えている。今後もできる限り巡回販売に取り組んでいきたい」と決意新た。事業課長は「今後は住宅密集地以外での対応も必要。行政によるバックアップも望めれば」と話していた。

  

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