県知事選 金井忠一氏が立候補表明

政治・行政

[ 2018年 5月 16日 水曜日 16時59分 ]

長野市内で記者会見を開いた金井氏

 任期満了に伴う今夏の知事選(7月19日告示、8月5日開票)で、新人で元上田市議の金井忠一氏(67)が15日、長野市内で会見を開き、正式に立候補することを表明した。無所属での出馬で、共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」が推薦する方針。金井氏は阿部県政からの「3つの転換」を掲げて支持を訴えた。

 会見で金井氏は、現県政について、「安全保障関連法や原発、消費税の増税など悪政を進める国のいいなりで、防波堤としての役割を果たしていない」と批判。▽大型公共事業優先の県政から県民の暮らし優先への転換▽国政に対してノーと言える県政への転換▽県民の声が届く県政への転換―の3つの転換を主張した。

 また、大北森林組合(大町市)の補助金不正受給事件を巡っては、「事件の全容解明とトップの責任を明らかにしたい。阿部知事は一度辞職してから出馬表明するべきだった」と述べた。

 質疑応答でリニア中央新幹線に話が及ぶと「南信の住民の開通を期待する気持ちは無視できない。何でも反対だという立場は取らない」としながらも、「工事が与える環境への影響や残土の問題などについて住民への説明責任が果たされていないまま工事が進んでいる。いったん工事を中止して検証を行うべき」と訴えた。

 具体的な政策については今後、共産党県委員会や県民の会と調整し5月下旬にも発表する。

 金井氏は上田市出身で、上田東高校卒業後、会社勤務を経て1970(昭和45)年に旧上田市職員になり、95年退職。合併後の現上田市を含めて市議を通算5期務めた。2014、18年の同市長選に無所属で出馬し、落選。共産党籍を持つ。

 知事選を巡っては、現職で2期目の阿部守一氏(57)が9日に3選出馬を表明しており、選挙戦が確実となった。

  

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