県知事選が告示・舌戦スタート

政治・行政

[ 2010年 7月 23日 金曜日 8時53分 ]

 県政の継承か転換か―。任期満了(8月31日)に伴う県知事選が22日に告示された。予想された無所属新人の3氏が立候補を届け出て、三つどもえの選挙戦へ突入。村井仁知事の県政評価や今後の県政指針などを焦点に、8月8日の投票日まで17日間にわたり論戦が繰り広げられる。

 立候補したのは届け出順に、元副知事の阿部守一氏(49)=松本市=、前安曇野ちひろ美術館長の松本猛氏(59)=安曇野市=、前副知事の腰原愛正氏(63)=大町市=の3氏。陣営関係者らが受付開始時の午前8時半までに会場の県庁講堂を訪れ、届け出順を決めた。

 阿部候補は長野駅前で同9時40分すぎに第一声。教育再生や暮らしの安心の確保、産業振興などに尽力する姿勢を示し「確かな暮らしを守り、県民の思いを反映させる。県民主権の新しい県を一緒に作ろう」と有権者らに訴えた。

 松本候補は同8時半から市内の選対事務所近くで出陣式に臨み、舌戦をスタート。子育て、自然、文化への注力を誓い「現場を歩き、弱者の側に立ち、安心して暮らせる長野県を実現させる」と決意を語った。

 腰原候補は同8時50分すぎにJR長野駅前ロータリーで最初の演説に臨んだ。村井県政の継承と発展をうたい「どの候補よりも長野県を熟知していると自負している。県民の悩みを温かみある県政で受け止めていきたい」と主張した。

 村井仁知事が引退を表明し、新人3氏の三つどもえによる争いとなった今知事選では、田中前知事時代を含む県政10年間の評価や今後の指針が焦点。経済雇用対策、福祉や医療、地域振興など各種課題への対応も問われる。

 参院選後、全国初の大型地方選となり、各政党のかかわり方も注目されている。民主、社民、国民新の3党が阿部氏を推薦。自民は全面的に腰原候補を支援するが、党派にこだわらない「県民党」で臨む陣営の意向を考慮して推薦は見送った。共産党県委員会は、県労連などとつくる「明るい県政をつくる県民の会」を通じて松本候補を支援する。

 21日現在の県内の選挙人名簿登録者数は、男性85万5910人、女性91万5506人の計177万1416人。そのうち飯田下伊那地域は13万9343人となっている。

  

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