知事「若者と共に信州創生を」飯田でタウンミーティング

政治・行政

[ 2015年 8月 31日 月曜日 13時27分 ]

若者県政ミーティング 県が信州創生を推進するため10月までに総合戦略を策定するにあたり、これからの主役になる若い人の意見を聞く「若者タウンミーティング」が28日夜、飯田市育良町の綿半総合研究所Design Labコットン1598飯田ショールームであった。参加申込のあった20~30代の21人(うち女性6人)と阿部知事が、「この地域に若者を呼び込むためには?」をテーマに意見交換した。

 

 県広報県民課によると、若者タウンミーティングは、2月に長野市を皮切りにスタートし、5回目の今回初めて中南信地域で開催した。今回で終了し、参加者は約160人となった。会の冒頭、阿部知事は「このままだと長野県の人口が30年後に約50万人減る。12年後にはリニアが開業する計画もある。人口問題をどうするか率直な意見を聞かせてほしい」と呼び掛けた。

 

 全体の進行役はシニア野菜ソムリエで県の「おいしい信州ふーど(風土)名人」の久保田淳子さんが務め、意見交換は参加者が5つのテーブルに分かれて各テーブルのホスト役以外はメンバーが入れ替わる「ワールド・カフェ」方式により20分ずつ3ラウンド(回)行った。知事も3回テーブルを替え、意見交換に加わった。

 

 この後、ホスト役がテーブルごとに意見をまとめて発表し、久保田さんが講評、知事が総括を行った。阿部知事は「いろいろ具体的な提案があり、大変勉強になった。これらのアイデアを参考に施策を掘り下げて考えたい」とした上で、いくつか所見を述べた。

 

 この中で知事は「都会と田舎の両方を知ることが大事。広い視野を持つクリエイティブな人材を育てないと地域間競争に勝てない。日本の教育レベルは下がっており、長野県で若者の能力を極限まで高めていく高等教育をしたい」「都会の学校と提携し、夏休みなどに都会の学校を丸ごと田舎に呼んで田舎で勉強してもらい、田舎の子どもは都会で勉強してはどうか」「子どもを丸ごと誘致し、地域全体で子育て支援をしていく新しい仕組みをつくるアイデアも面白い」と述べた。

 

 また、「ヨーロッパのように人が集う居心地のいい空間やカフェをどうつくるか真剣に考えたい。リニアに接続する飯田線を鉄道の概念を取っ払って居酒屋やオフィスなどに使う発想も必要ではないか」「飯田下伊那の秘境を守る会をぜひつくって地域の魅力を発信してほしい。逆手にとった施策をしっかり考えていく必要がある」「メディア自体が東京一極集中を促進しているのではないか。地方には面白いものがないと刷り込まれている」と指摘した。

 

  

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