知事と14首長が南信州地域戦略会議

政治・行政

[ 2017年 5月 16日 火曜日 15時58分 ]

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 南信州地域振興局は15日、次期総合5か年計画(2018~22年度)の策定に当たり、知事と市町村長が意見交換を行う(拡大版)南信州地域戦略会議を飯田合同庁舎で開いた。

 冒頭、阿部守一知事は「どういう方向で取り組んでいけばいいか問題意識を共有していきたい。県民の夢を結集して作り上げていきたい。県民に近い立場で取り組みを進めている市町村長の問題意識と未来に向けた夢が重要な要素。地域によって状況や目指すものが違うので、今まで以上に地域版を重視していきたい」とあいさつ。14市町村長から「めざす姿」と「取り組む政策」について意見を聞いた。

 14市町村長の主な意見は次のとおり。

 深津徹・松川町長「滞在して初めて地域の良さがわかる。地域の個性が輝き、地域の多様性を生かすことに力を」

 熊谷元尋・高森町長「仕事の量が増え職員が育児休暇を取るのが難しくなっている。ICTの環境整備支援を」

 勝野一成・阿南町長「産業がないので人がいなくなる。産業を整備して流出しないよう産業育成に力添えを」

 熊谷秀樹・阿智村長「長野県は『宇宙県』。『空』をテーマに夕焼けや雲などをうたっていくと面白いのでは」

 小池正充・平谷村長「教育にもっと力を貸していただきたい。ICTの整備がなかなか前に進まない」

 大久保憲一・根羽村長「森林の多面性(里山林・生産林・環境林)の活用が課題。森林づくり県民税の継続を」

 金田憲治・下條村長「移住定住に力を入れ人口を確保していきたい。女性の登用、30~40歳代の独身者の婚活、農業の振興が課題」

 清水秀樹・売木村長「村を知って来てもらうことから交流が始まる。地域協力隊に5月からドイツ人を採用した」

 永嶺誠一・天龍村長「高齢化率が60・1%。医療・介護・福祉の充実、健康長寿の推進、移住定住の環境整備が課題」

 松島貞治・泰阜村長「光ファイバーの整備を県にお願いしたい。リニア駅から下伊那南部へのアクセス道路の整備も」

 市瀬直史・喬木村長「移住定住も観光もブランド力の差があるのが南信州の実情。教育県をぜひ復活させたい」

 下平喜隆・豊丘村長「ロシアの農地付き別荘『ダーチャ』の南信州版はどうか。農地を守りながら交流ができる」

 柳島貞康・大鹿村長「上村から飯田市への国道整備が最大の課題。タブレット端末でお年寄りの見守りを」

 牧野光朗・飯田市長「イノベーションの中核となる人材の顔がだんだん見えてくる。地域づくりやスポーツ振興にも言える」

 阿部知事は「インフラ整備は県の町村補完。ICTを使えないと仕事や生活がしづらくなる。ダーチャは長野県らしいシェアリング。都会と違った暮らし方ができるのが長野県の強み。南信州のハンディキャップを1つずつつぶしていけるように協力していきたい。逆にこれからの可能性が大きい地域。GDPの重心が長野県は南へ引っ張る意気込みで取り組んでもらいたい。我々も協力していく」と述べた。

  

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