知事選 阿部氏が大差で3選 金井氏破る、投票率最低43.28%

政治・行政

[ 2018年 8月 6日 月曜日 15時42分 ]

3選を万歳で喜ぶ阿部氏

 任期満了に伴う知事選は5日に投開票され、自民、立憲民主、国民民主、公明、社民が推薦した無所属現職の阿部守一氏(57)が63万5365票を獲得し、共産推薦の無所属新人で元上田市議の金井忠一氏(68)に大差をつけて3選を果たした。猛暑の影響か投票率は伸び悩み、前回を0・28ポイント下回る43・28%で過去最低となった。

 県民は2期8年の阿部県政の継続を望んだ。得票率は阿部氏が85・14%、金井氏が14・86%。阿部氏の得票率は前回(84・23%)とほぼ同じだった。

 一夜開け、長野市内で記者会見した阿部氏は「攻めと守りと温かさで県政を進め、課題に正面から向き合う」と決意を語った。

 選挙戦は7月19日に告示された。

 阿部氏は合併前の119市町村全てを巡り、地域やその個性に寄り添う姿勢をアピールした。

 幅広く網羅した公約のうち、産業振興や若者支援、安心して暮らせる県づくりを軸に訴えを展開。地域課題も取り上げ、飯伊ではリニア効果の最大化に向けて産業・観光振興に「地域と連携して取り組む」とした。

 主要5党や連合長野が推薦し、後援組織の中心となった市町村長や県議の有志が協力。飯伊選対は「投票率県内一」を掲げた。

 金井氏は「国にNOと言える知事」「オール与党の転換」など3つの転換を掲げた。南信への第2県庁設置や、中盤からは「リニアよりクーラー」を繰り返して公共工事より福祉を優先する考えを強調。大北森林組合の補助金不正受給問題にも触れ続けたが浸透しなかった。

 「全力を尽くしたので悔いはない」と敗戦の弁を述べた。

 前回と同じ非共産対共産の構図。リニア対応や政治姿勢を巡る主張は分かれたが、政策面で争点が明確化しなかった。

 飯田市の投票率は41・54%、下伊那郡計は54・70%でともに過去最低を更新した。

 阿部氏には8日に当選証書が手渡され、9月1日から3期目の任期が始まる。低い投票率に反映された県民の県政離れの回復も急務となる。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)