統一地方選が告示

政治・行政

[ 2019年 4月 16日 火曜日 16時59分 ]

 統一地方選を締めくくる町村長選と町村議選は16日告示され、5日間の舌戦がスタートした。首長選のうち松川町と根羽村は選挙戦に突入。豊丘村は午後2時現在で現職の他に候補者はなく、現職の無投票3選になる見通し。町村議選は阿南町、根羽村、下條村、泰阜村、豊丘村、大鹿村の6町村で行われ、このうち阿南町、泰阜村、大鹿村が選挙戦となった。投開票は21日。

■松川町長選

 松川町長選は、3選を目指す現職の深津徹氏(70)=元大島=に、いずれも新人で元町教育委員の宮下智博氏(39)=大島=と元町議の加賀田亮氏(48)=元大島=が挑む構図となった。現町政の継続の是非を主な争点に、21日の投開票に向けた戦いが始まった。

 深津候補は、2期8年の実績を生かして政策には「継続と変革」を掲げ、諸課題と向き合う中で「最幸(さいこう)の町」をつくると主張。近隣市町村と連携して伊那谷全体を盛り上げるとし、子育て支援など住民福祉の向上のため各施策を拡充する姿勢。リニア開業や三遠南信道開通など伊那谷の高速交通網時代を視野に、持続可能なまちづくりを進めると訴える。関係人口の拡大にも力を注ぐとする。

 宮下候補は、行政主導から住民主体のまちづくりを目指すと主張。町の明るい未来に向けて、地域の声を吸い上げる仕組みを作るとし「一人一人の声、ひらめき、アイデアを行政につなぐ」と訴える。現町政については、庁内の雰囲気は停滞しているとし「危機感を感じる」とも。今回の選挙を「松川町が変わるための第一歩」と位置付けた上で「混迷する町政を断ち切る」と訴える。

 加賀田候補は地方自治体の財産は人材とし「課題解決や発展を担う人材を育成し、地方の持続と継承の基盤にする」と訴える。若い人が萎縮しがちな現状を指摘すると「行政は黒子となって人材育成の支障壁を埋める」と主張。基本理念を明確に打ち出し、諸問題と向き合う姿勢を強調。現町政に触れると「理念の希薄さや場当たり的な対応が招いた混乱を収束させ、正常化を図る」とする。

 同町長選は3回連続で無投票当選となっており、選挙戦になるのは16年ぶり。

 16日現在の有権者数は1万1117人(男5340人、女5777人)。

■根羽村長選

 根羽村長選挙は、午後2時までに現職と新人の2人が届け出て、8年ぶりの選挙戦に突入した。

 3選を目指す大久保憲一氏(61)は、中野の自宅で出陣式を開き「村民と一緒になって考え、誇りと自信を持って、健康で生き生きと暮らせる村づくりを進める」と第一声を放った。

 出陣式では西南部の町村長らも応援。筒井甫選対委員長は「2期8年間、着実に村づくりを進めてくれた。3期目の舵取りヘ向け一層の支援を」と呼び掛けた。選挙カーに乗り込むと赤坂のなごみ前で街頭演説、村内全域を遊説した。

 新人の南木一美氏(39)は、午前8時半に届け出を終えると「子や孫が戻ってこられる故郷を守り、対話により悩みと思いを共有し、住民自治の村をつくる」と村役場前で集まった報道陣に対し主張を述べた。

 同日は選挙チラシの証書貼りや村内40カ所のポスター掲示を一人で行い夕方から上町、下町、坂町の3カ所で個人演説会を開く。翌日以降も自転車での遊説や1日3回の個人演説会で主張を訴える。

 16日現在の有権者数は、804人(男395人、女409人)。

■豊丘村長選

 豊丘村長選は、現職の下平喜隆氏(64)=無所属、神稲=が3選を目指して立候補した。午後2時現在で他に動きはなく、2回連続の無投票になる可能性が高い。

 下平候補は、リニア開業や三遠南信道開通を見据え「人口減少と少子化の対策を拡充して生産人口の増加を目指す」と主張した。昨年4月にオープンした道の駅は「産声を上げたばかり」とし、村の経済と文化の核として育てたい考え。天竜川の河岸段丘に残る原風景を保ちながら「都市圏や世界に魅力を発信し、地域おこしを進める」と訴えた。

 16日現在の有権者数は5509人(男2696人、女2813人)。

  

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