7月豪雨の被災や新型コロナウイルスの影響、猛暑などに苦しむ住民を元気づけようと、喬木村は15日夜、村内の3カ所で花火の打ち上げを行った。
同村では毎年、この日にふるさと祭りや成人式などの行事が開かれているが、今年は祭りが中止となり、成人式が1月に延期された。
村は、商工会と村内8区会の協賛でサプライズ花火を企画。ふるさと祭りで煙火を担当した3業者が1カ所ずつ計3カ所で打ち上げることにした。
村内には事前に告知されており、予定時間になると、家の外に出て夜空を見上げる家族連れなどの姿が見られた。午後8時になると、阿島の天竜川沿いと中原の運動公園、富田の喬木第二小学校の3カ所で一斉に打ち上がり、5分間にわたり計200発余が夜空を彩った。
村は「夏らしい思い出になる催しもない中、住民の皆さんに喜んでもらえたのでは」としている。
◎写真説明:喬木村のサプライズ花火(撮影=本紙写真部・辻元健朗)