衆議院議員選挙 2日公示へ

政治・行政

[ 2014年 12月 1日 月曜日 9時42分 ]

 衆議院議員選挙は2日に公示され、14日に投開票される。21日の衆院解散から約1週間、長野5区では前新の3人が出馬の意向を固め、臨戦態勢に入っている。消費税率10%への引き上げ先送りの是非とアベノミクスの評価が主な争点。社会保障、安全保障、エネルギー問題、地方再生など論ずるべき課題は多く、各政党の総合力が問われる選挙となる。

 衆院選は今回で47回目。自公の与党が民主党を破って政権復帰した2012年12月以来、2年ぶりとなる。

 安倍晋三首相が衆院を解散したのは21日。来年10月の消費税率引き上げについて「個人消費を再び押し下げ、デフレ脱却も危うくなると判断した」とし、「国民生活、国民経済にとって重い決断をする以上、速やかに信を問うべきだと決心した」と解散に踏み切った。

 最大の争点は消費税率引き上げの先送りの是非と、金融緩和と財政出動、成長戦略の3つを柱とした経済政策「アベノミクス」の評価。集団的自衛権の行使容認に踏み切った7月の閣議決定や憲法に対する考え方、原発・エネルギー問題、地方再生、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も重要課題として注目されている。

 小選挙区の格差を是正する「0増5減」が今回から導入され、小選挙区295議席、比例代表180議席の計475議席で争う。与党の自民・公明両党は絶対安定多数の266議席を上回る270議席の獲得を目標に掲げている。

 飯伊と上伊那地域からなる長野5区には、自民党前職で財務副大臣の宮下一郎氏(56)=伊那市境=、民主党新人で元国会議員秘書の中嶋康介氏(37)=飯田市北方=、共産党新人で党飯伊地区委副委員長の水野力夫氏(34)=同市上郷=が出馬を表明。社民党県連が候補擁立を見送ることを決めたため、前職1、新人2の3人が1議席を争う構図が固まった。

 宮下氏は「着実に効果を上げ、デフレ脱却に向けて動きつつある」とアベノミクスの成果を強調し、第3弾となる成長戦略は地方や企業の活性化からと主張。地方創生の最終目的に地方分散型社会の実現を掲げ、「伊那谷をモデルに発展させたい」としている。

 中嶋氏は、生活が安定して個人が発揮できる「持続可能な社会システム」の構築や、伊那谷の特色を生かす政策、再挑戦可能な社会づくり―を掲げる。飯田市に住所を移して「選挙を通じ、将来は地元出身者が立候補できるような土壌をつくる」と訴えている。

 水野氏は「伊那谷から安倍暴走政治と対決する」とし、消費税率引き上げ中止を主張。大手企業や富裕層の応能負担と内部留保を財源にした最低賃金引き上げ、中小企業支援、社会保障充実を掲げ、憲法を生かした雇用と暮らしを守る政治の実現を訴えている。

 選挙戦は13日までの12日間。

  

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