衆院選が公示・選挙戦スタート

政治・行政

[ 2017年 10月 10日 火曜日 14時50分 ]

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 第48回衆議院議員選挙が10日に公示され、12日間の選挙戦が始まった。4年9カ月の安倍政権の是非を問う選挙で、「自民・公明」「希望の党・日本維新の会」「立憲民主・共産・社民」による3極対決の構図。小選挙区の長野5区(定数1)は正午現在までに、届け出順で無所属新人の曽我逸郎候補(61)、希望新人の中嶋康介候補(40)、自民前職の宮下一郎候補(59)が届け出を行い、舌戦を始めた。投開票は22日。

 長野5区の3候補は午前8時ごろから、飯田市や伊那市内で出陣式を開き、届け出後に第一声を放った。

 初出馬の曽我候補は伊那市内でマイクを握り、「自民と希望の考え方は基本的に同じ。改憲に必要な3分の2以上の勢力になってしまう」と指摘。「何としても立ちはだかり、主張し、批判し合いながら考えを深める政治を行う」と述べ、リベラル層の結集を呼び掛けた。

 4日の出馬表明から1週間。候補自身が代表を務める市民団体が軸となり、態勢づくりを進めた。他の市民団体との連携、立候補を取り下げて支援に回った共産や、社民との共闘で臨んでいる。立憲民主支持層との連携も探り、リベラル層の受け皿になることを目指す。

 2度目の挑戦となる中嶋候補は飯田市内で第一声を放った。「希望として大きな固まりとなり、2大政党をつくる思いで臨む」と強調。消費増税凍結や原発ゼロの推進を掲げ、「地方の気持ちを受け止めて日本を守っていく。リニアを契機に飯田を元気付けたい」と述べた。

 陣営は民進・希望の合流で一時混乱。3日の希望公認で立て直し、離党や合流の経緯に関する説明を重ねた。推薦する連合の労働組合票の取り込みに全力を挙げている他、候補が所属する飯田青年会議所のつながりにも期待。希望を支持する無党派層の掘り起こしを図る。

 5選を目指し、6度目の選挙戦に臨んだ宮下候補は、伊那市内で第一声。人口減少対策や持続可能な地域づくりに向けて「東京一極集中を是正する」と強調。北朝鮮問題は安定した政権による外交・安全保障が必要とし、「日本を元気にし、伊那谷発展に力を尽くす」と誓った。

 8年前に議席を奪われた経験を踏まえ、陣営は解散直後から組織固めを図った。野党の動きを警戒しつつも、「訴えの軸は何も変わらない」の姿勢。「票の掘り起こし」を最大の課題に挙げ、各地の支部が中心となり公明と連携しながら集会やあいさつ回りを重ねている。

 衆院選は2014年12月以来で、48回目。政権選択選挙で、安倍首相が解散理由に挙げた消費増税の時期やその使途、北朝鮮対応の他、改憲や日米安保などが争点として浮上している。

 小選挙区の区割り見直しで、総定数は10減の465。小選挙区で6減の289議席、比例代表で4減の176議席を選ぶ。選挙権年齢の18歳への引き下げ後では初の衆院選となる。

 全国では選挙区と比例区を合わせ、約1200人が届け出たと見られる。県内5つの小選挙区では同現在までに17人が届け出た。

 衆院選公示日前日にあたる9日現在の選挙人名簿登録者数によると、長野5区の有権者数は男性13万9205人、女性14万8871人の計28万8076人。うち、18、19歳は6528人。

 投開票は22日で、選挙戦は前日の21日まで。

  

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