衆院選・長野5区は宮下さん圧勝

政治・行政

[ 2012年 12月 17日 月曜日 12時32分 ]

 第46回衆議院議員総選挙は16日に投票が行われ、即日開票の結果、17日午前0時現在、自民党が単独過半数を大幅に上回っている。自公で3分の2にあたる320議席に達している。2009年8月の政権交代から3年3カ月、自民が政権を奪還し、週明けにも安倍晋三内閣が発足する。5人が立候補した長野5区でも自民元職の宮下一郎さん(54)が圧勝で返り咲き、日本未来の党前職の加藤学さん(44)は及ばなかった。

 衆院480議席のうち、300議席を小選挙区、180議席を全国11ブロックの比例代表選で選んだ。

 自民は同現在、単独過半数(241議席)を大きく上回る議席を獲得し、公明党と合わせて参院で否決された法案を再可決できる3分の2にあたる320議席に達している。

 前回の衆院選で大躍進し、308議席(当時)を獲得して政権を担った民主党は100議席を大きく下回り、大敗となる見通し。未来が20議席未満で公示前の62議席から大幅に後退する一方、日本維新の会は50議席をうかがい第3党に。みんなの党も躍進した。

 民主中心の政権に対する支持は、マニフェストの不履行に加え、震災・原発事故対応の遅れ、公約になかった消費増税などで低迷し、2度にわたる首相交代でも不信感はぬぐえず、支持を回復できなかった。

 先月16日の衆院解散から1カ月の間、浮上した争点は消費増税や社会保障、経済・雇用、原発依存、TPP交渉参加、外交・防衛、憲法改正をめぐる問題など複数に及び、いずれも国の将来を分ける重要な課題だったが、投票率は大きく低下し、国民の根深い政治不信を印象付ける結果となった。

 長野5区には宮下さん、加藤さんのほか、民主新人の花岡明久さん(33)、共産党新人の三沢好夫さん(68)、社民党新人の池田幸代さん(40)の5人が立候補した。

 返り咲きで3選を果たした宮下さんは全市町村で勝利した。「日本再出発」を掲げて持続可能な地域づくりや機会平等社会の実現、平和に貢献する国家など5つの政策を中心に訴えを重ねた。圧倒的な組織力を基盤に自民支持層を固めるとともに、公明支持層や無党派にも広げて当選。開票間もなく当確が伝えられると「国民の思いを政策にくみ上げて政治を建て直し、伊那谷から日本を元気にする」と決意を語った。

 消費増税に反対して民主を離れ、未来から再選を目指した前職の加藤さんは3万票余を獲得して次点。民主の花岡さんと食い合う形となり、自民に対する批判票を分散させて前回獲得した10万票に遠く及ばなかった。

 共産の三沢さん、社民の池田さんも支持基盤を中心に手堅く票をまとめたが、無党派まで広げられなかった。

 長野5区の有権者は28万8040人で、投票者数は19万6379人。投票率は68・18%で、2009年の79・40%を11・22ポイント下回った。

  

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