衆院選・長野5区は宮下氏が4選

政治・行政

[ 2014年 12月 15日 月曜日 14時21分 ]

宮下一郎万歳1 第47回衆議院議員総選挙は14日に投票が行われ、即日開票の結果、15日午前0時までに自民は単独で絶対安定多数を上回った。与党の自民・公明両党は、3分の2の317議席を超えるのが確実な情勢で、2012年12月の政権復帰から2年間の安倍内閣が信任された形。前新3人が立候補した長野5区でも、自民党前職の宮下一郎さん(56)が圧勝で4選を果たし、民主党新人の中嶋康介さん(37)、共産党新人の水野力夫さんは及ばなかった。

 

 今回から小選挙区の格差を是正する「0増5減」が導入され、小選挙区295議席、全国11ブロックの比例代表選180議席の計475議席を選んだ。

 

 同現在、自民は絶対安定多数(266議席)を上回る議席を獲得しており、公明と合わせて、参院で否決された法案の再可決や憲法改正の発議ができる3分の2の317議席を超えるのが確実となっている。

 

 民主党は公示前の62議席を上回る見込みだが、党勢回復にはつながらない見通し。

 

 共産党は公示前の8議席を上回り、倍増させる勢い。第3極の維新の党や次世代の党の他、社民党は苦戦している。

 

 先月21日の衆院解散から約3週間、安倍政権が先送りを決めた消費増税や社会保障、アベノミクスが象徴する経済・雇用対策を軸とし、原発・エネルギー、憲法改正、TPPなど多様な政治課題を争点にしたが、投票率は大きく低下した。

 

 長野5区には前職の宮下さん、新人の中嶋さん、水野さんの3人が立候補し、飯田下伊那と上伊那地域を舞台に、ともに後援会を中心とする組織型選挙で12日間の選挙戦を戦った。

 

 4選を果たした自民の宮下さんは9万1089票を獲得した。デフレ脱却への動きをアベノミクスの成果と強調し、金融緩和と財政出動に続く成長戦略の成功の鍵は、地方や企業の活性化と強調。地方創生の最終目的として地方分散型社会の実現を挙げて「伊那谷をモデルに発展させる」と訴えた。

 

 圧倒的な組織を基盤に自民支持層を固めるとともに、公明や野党の支持層、無党派にも広げた。伊那市で開いた開票を見守る会に当確が伝えられると「伊那谷にはリニア中央新幹線駅の設置や三遠南信自動車道など大きなアドバンテージがある。まさにこれから元気な伊那谷をつくっていく」と思いを語った。

 

 民主の中嶋さんは4万6595票を獲得して次点。党の公認を受け、飯田市に住居を移して初出馬し、生活が安定して個人が発揮できる持続可能な社会システムの構築や伊那谷の特色を生かした政策、再挑戦可能な社会づくりを掲げた。

 

 出馬表明が衆院の解散直前になったことや、元職が前回選挙前に鞍替えして党基盤が揺らいだことなども響き、名前や政策を浸透させられず、本社が事前に行った世論調査では民主支持層の票固めも不十分だった。

 

 共産の水野さんは、2万8947票。予定していた県議選から急きょ舞台を変えて初挑戦。「伊那谷から安倍暴走政治と対決する」の姿勢で、労働者のための雇用ルールの確立や、憲法遵守、暮らしを守る政治実現を訴えたが及ばなかった。

 

 長野5区の有権者は28万5418人で、投票者数は17万857人。投票率は前回の68・02%を8・16ポイント下回り、59・86%。小選挙区制が導入された1996年の第41回総選挙以降、最低となった。

  

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